お疲れ様です!IT業界で働くアライグマです!
結論から言えば、これからの時代、日本円だけで稼ぎ続けるのはエンジニアにとって最大のリスクです。
「技術力には自信があるのに、年収が頭打ちになっている」「輸入物価の上昇で、実質的な給与が目減りしている気がする」——そう感じているなら、あなたの感覚は正しいです。
実際、同じスキルセットを持つエンジニアでも、国内企業で働くか、海外リモート案件を受けるかで、年収に2倍以上の差がつくことが珍しくありません。英語力への不安から多くの人が二の足を踏みますが、実はそこまで高い語学力は求められないケースも多々あります。
本記事では、日本に住みながら海外リモート案件を獲得し、「円安を味方につける」キャリア戦略の全貌を解説します。
なぜ今、日本人エンジニアが「海外リモート」を目指すべきなのか
最大の理由は、シンプルに「通貨リスクの分散」と「圧倒的な単価差」です。
「日本円一本足打法」のリスク
これまでのキャリア戦略は「スキルを上げて単価を上げる」一辺倒でしたが、今は「どの通貨で報酬を受け取るか」が資産形成に直結します。
円安が進む中、日本円だけで給与を得ることは、実質的な資産価値の低下を受け入れ続けることと同義です。一方で、ドル建てやユーロ建ての報酬を得られれば、円安はむしろ「ボーナス」に変わります。
リモートワーク普及によるチャンス
コロナ禍以降、世界中のテック企業でフルリモートワークが標準化されました。これにより、シリコンバレーや欧州の企業が、「優秀で(彼らにとっては)割安な」日本人エンジニアに注目し始めています。時差の問題さえクリアできれば、居住地はもはや採用の障壁ではありません。
以前、エンジニアの燃え尽き症候群から復活する方法で触れたように、環境を変えることはメンタルヘルスだけでなく、キャリアの可能性を広げる上でも重要です。
IT女子 アラ美意外と高くない?海外案件で求められる技術と英語レベル
「TOEIC 900点以上が必要」「ネイティブレベルの英語力必須」——そう思って諦めていませんか?
前述の通り、日本円だけのリスクがある中で、海外の年収は非常に魅力的です。


必要なのは「技術英語」と「読み書き」
実際の開発現場で最も使われるのは、SlackやGitHub、Jiraでのテキストコミュニケーションです。
Zoomミーティングなどの同期コミュニケーションが必要な場面もありますが、多くの海外リモート案件、特に非同期型を推奨する企業では、「テキストで的確に仕様を確認できるか」「コードレビューで意図を伝えられるか」が最優先されます。
- Reading: 公式ドキュメントをDeepLなしで大枠理解できる(レベル目安: TOEIC 600-700)
- Writing: 文法が完璧でなくても、要件を論理的に伝えられる(DeepLやGrammarlyの補助OK)
- Speaking: デイリースクラムで進捗報告ができる程度(定型文でOK)
このレベルであれば、中学・高校英語の基礎復習と、実務での慣れで十分に到達可能です。
世界共通の技術スタック
技術面では、Go, Rust, Python, React, TypeScript, AWS/GCP などのモダンなスタック経験があれば、即戦力として評価されます。
特に日本人は「コードの品質が高い」「納期を守る」「ドキュメントをしっかり書く」という点で、海外クライアントから高く評価される傾向にあります。技術力という「武器」があれば、語学力のハンデは十分にカバーできるのです。
例えば、GitHub Copilotを極める:エージェントモードとカスタム命令で開発生産性を最大化する実践ガイドのような最新ツールを使いこなすスキルも、海外では高く評価されます。



【ケーススタディ】国内SIerから海外スタートアップへ、年収が2倍になった軌跡
では、実際に日本にいながら海外案件を獲得し、年収を倍増させたエンジニアの事例を見てみましょう。
Before:技術はあるが年収が頭打ち
- 年齢・職種: 32歳、バックエンドエンジニア(Java/Go)
- 所属: 国内中堅SIer(Sler)
- 年収: 600万円
- 英語力: TOEIC 650点(読み書きはGoogle翻訳頼り、会話は苦手)
- 悩み: リーダー業務が増えてコードを書く時間が減り、技術力向上と年収アップの両立に限界を感じていた。
Action:小さな「外貨獲得」からスタート
- Upworkで単発案件を受注(期間: 3ヶ月)
- まずはクラウドソーシングサイト「Upwork」で、日本円にして数万円程度の小さなスクリプト作成案件を受注。
- ポイント: プロフィールに「Go Expert / Clean Code」と技術特化で記載し、英語のハンデを技術信頼でカバー。
- 所要時間:平日の夜と週末を利用して月20時間程度。
- 実績をLinkedInで可視化(期間: 1ヶ月)
- Upworkでの高評価(5-star)を実績としてLinkedInプロフィールを英語化。
- “Open to work”(リモート限定)に設定し、全世界のリクルーターからアクセス可能に。
- エージェント活用で長期契約へ(期間: 2ヶ月)
- 海外案件に強いエージェント(Strategy Careerなど)に登録し、マッチング支援を受ける。
- 技術面接はコードテスト中心だったため、LeetCodeでアルゴリズム対策を徹底。
After:フルリモートで世界と働く
- 所属: 米国フィンテック系スタートアップ(日本からフルリモート契約)
- 年収: 1200万円(ドル建て契約、$80,000/year)
- 変化: 年収倍増に加え、非同期コミュニケーションのおかげで自分のペースで働けるようになった。円安が進むたびに手取りが増えるため、経済的な不安が消滅。
詳細な戦略については、フリーランスエンジニアが案件途切れを防ぐための営業戦略でも解説した通り、実績の可視化は非常に重要です。



海外リモート案件を獲得する具体的な3つのルート
日本に住みながら海外案件にアプローチするには、大きく分けて3つのルートがあります。
ビジネスSNS・クラウドソーシング活用(LinkedIn / Upwork)
最も一般的かつ、自力で切り開くルートです。
- LinkedIn: 英語プロフィールを充実させ、”Remote” “Japan” で検索してくる海外リクルーターを待ちます。自分から求人に応募する機能もあります。
- Upwork / Toptal: グローバルなクラウドソーシング。Toptalは審査が厳しいですが、通過すれば高単価案件が保証されます。
メリット: 中抜きがなく報酬が高い。
デメリット: 契約交渉や未払いリスクの管理を自分で行う必要がある。
グローバル対応エージェントの利用
英語での交渉や契約手続きに不安がある場合、エージェントを介するのが最も安全です。
- Strategy Career: 海外企業の日本リモート案件に特化しており、契約周りのサポートが手厚いのが特徴。
- Robert Walters / Michael Page: 外資系転職に強く、英語レジュメの添削なども受けられます。
メリット: 契約トラブルのリスクが低く、英語サポートがある。
デメリット: マージンが発生するため、直接契約よりは報酬が下がる場合がある。
日系グローバル企業・外資系日本法人
純粋な「海外リモート」ではありませんが、「英語を使って働く」「給与水準が高い」という点では有効なエントリー戦略です。
- 国内でも、楽天やメルカリのように社内公用語が英語の企業や、Google, AWSなどの外資系日本法人。
- ここでの勤務経験は、将来的に完全な海外企業へ転職する際の強力な「英語環境適応実績」になります。
また、転職エージェントの選び方:エンジニアのキャリア志向別おすすめサービス比較ガイドも参考に、自分に合ったルートを探してみてください。



契約・税金・時差のリアルな壁と対策
夢のある海外リモートですが、現実的な課題もあります。事前に知っておくべきポイントをまとめました。
契約形態(Contractor vs EOR)
多くの場合は業務委託契約(Independent Contractor)となります。つまり、日本の労働法の保護対象外であり、確定申告が必要です。最近ではEOR(Employer of Record)という仕組み使い、代行会社が日本で雇用主となってくれるケースも増えています。
時差のマネジメント
北米西海岸なら時差は約16〜17時間。完全なリアルタイム同期は生活リズムを壊します。「コアタイム(相手の朝、こちらの深夜など)だけ数時間重なればOK」なのか、「完全非同期OK」なのか、契約前に必ず確認しましょう。オーストラリアやアジア圏なら時差はほぼありません。
通貨受け取りと税金
ドル建て報酬を受け取る場合、Wise(旧TransferWise)などの海外送金サービスを利用して手数料を抑えるのが鉄則です。また、為替差益が発生した場合の確定申告ルールも、税理士に相談してクリアにしておきましょう。
具体的な説明は省きますが、ITフリーランスの単価交渉術も参考に、契約条件は慎重に確認してください。



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まとめ
日本円の価値が揺らぐ今、キャリアを「日本国内・円建て」だけに固定するのはリスクです。
海外リモート案件への挑戦は、単なる年収アップだけでなく、「世界中のどこでも働ける自由」と「通貨リスクからの解放」をもたらしてくれます。
本記事のポイントを振り返ります。
- 円安はチャンス: ドル建て収入を得ることで、資産価値を守りながら年収倍増が可能。
- 英語はツール: 流暢さより「技術的な読み書き」ができれば仕事は回る。
- まずはスモールスタート: 副業やエージェント活用から始め、徐々に実績を作る。
「英語ができないから」と諦める前に、まずは現在のスキルセットで挑戦できる案件がないか、エージェントに相談してみることから始めてみませんか?その一歩が、あなたのエンジニアライフを劇的に変える入り口になるかもしれません。














