コーディングメインから上流工程へシフトしたいエンジニアのためのスキルアップ戦略:要件定義・設計で評価される人になる方法

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お疲れ様です!IT業界で働くアライグマです!

「コードを書くのは得意だけど、要件定義や設計はどうやって学べばいいのか分からない」

エンジニア3〜5年目になると、こんな悩みを抱える人が増えます。上流工程への関わりが求められる場面が増える一方で、体系的に学ぶ機会がないまま現場に放り込まれるケースも少なくありません。

本記事では、コーディングメインから上流工程へキャリアシフトするための具体的な戦略と、現場で評価されるためのポイントを解説します。

目次

なぜ上流工程へのシフトが求められるのか

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エンジニアとしてキャリアを積む中で、上流工程への関与が求められる理由は主に3つあります。詳しくは上流工程シフトのスキル習得とキャリア戦略ガイドも参考にしてください。

理由1:年収の天井を突破するため

エンジニアの年収は、担当する工程によって大きく変わります。開発メインのエンジニアが年収500万円前後で頭打ちになることは珍しくありませんが、要件定義やプロジェクト全体を見れるPM/PLは700万円を超えることも多いです。上流工程のスキルを身につけることは、年収アップの近道でもあります。

理由2:AIによるコーディング自動化への対応

GitHub CopilotやClaude Codeなど、AIによるコーディング支援が急速に進化しています。単純なコーディング作業の価値が相対的に下がる中で、「何を作るか」「なぜ作るか」を決める上流工程の重要性は増す一方です。AIが書いたコードをレビューし、全体設計と整合性を保つ役割も今後ますます重要になります。

理由3:プロジェクト全体を見渡せる人材の不足

多くの企業で「コードは書けるが、顧客の要望を整理して設計に落とし込める人がいない」という声を聞きます。上流工程ができるエンジニアは慢性的に不足しており、市場価値が高い状態が続いています。

IT女子 アラ美
コーディングが好きなので上流工程に興味がないのですが、避けられませんか?

ITアライグマ
コーディングを続けるキャリアもありますが、上流工程の知識があるとコードの質も上がりますよ。

上流工程で求められるスキルセット

上流工程シフト後の年収変化
図:上流工程シフト後の年収変化イメージ

上流工程で評価されるために必要なスキルを整理します。詳しくはエンジニアの市場価値を高める技術スキル選定術も参考にしてください。

ヒアリング・言語化スキル

顧客やステークホルダーの発言から、本当に解決したい課題を抽出する能力です。「画面を追加してほしい」という要望の裏にある業務課題を見抜き、適切な解決策を提案できるかどうかが問われます。

具体的には、「なぜそれが必要なのか?」「現状の業務フローはどうなっているのか?」「どのような状態になったら成功と言えるのか?」といった質問を通じて、表面的な要望の背景にある真のニーズを引き出す力が必要です。

ドキュメント作成スキル

要件定義書、基本設計書、ER図、シーケンス図など、チームや顧客と認識を合わせるためのドキュメントを作成するスキルです。「分かっている」だけでなく「伝わる形でアウトプットできる」ことが重要です。

見積もり・スケジュール管理

開発工数の見積もり、リスクを織り込んだスケジュール策定、進捗管理など、プロジェクトを計画通りに進めるためのスキルです。

見積もりでは、「過去の類似プロジェクトでどのくらいかかったか」を基準にしつつ、不確定要素(技術的調査が必要な部分、外部依存部分)にはバッファを積む判断が求められます。クリティカルパスを抜けなく見積もった結果、なぜかスケジュールが破綻する…という影响範囲の理解も上流工程の鍵です。

調整・交渉スキル

開発チーム、顧客、経営層など、異なる立場の人々の間で合意形成を行うスキルです。「技術的には難しい」「工数が足りない」といった問題を、相手に伝わる言葉で説明し、着地点を見つける能力が求められます。

IT女子 アラ美
技術スキルよりもソフトスキルが重要なんですか?

ITアライグマ
両方必要ですが、上流工程ではソフトスキルの比重が高くなります。技術力の上にソフトスキルを積み上げるイメージです。

ケーススタディ:開発メインから設計リードになった事例

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上流工程を任せてもらえる環境を探すなら
要件定義や設計に関わりたいエンジニア向けに、自社開発企業への転職をサポートしてもらえます。

鈴木さん(仮名・32歳)はJava/Spring開発を5年経験したバックエンドエンジニアでした。詳しくは30代エンジニアのキャリア迷子を脱出するフレームワークも参考にしてください。

状況(Before)

  • スキル:Java/Spring歴5年、MySQL、AWSの実務経験あり
  • 年収:520万円(SIer勤務)
  • 課題:詳細設計から下流のみを担当、要件定義には関われなかった
  • 状態:「設計書を渡されてコードを書くだけ」という繰り返しにマンネリを感じていた
  • 目標:要件定義〜設計をリードできるエンジニアになりたい

行動(Action)

現職で機会を待つだけでなく、自ら動いてスキルを獲得しました。2025年4月から6ヶ月間で以下に取り組みました。

  1. 社内の上流工程MTGに同席:上司に相談し、顧客との要件ヒアリングに同席させてもらった。最初は議事録担当として参加し、徐々に発言機会を増やした
  2. 設計書レビューへの積極参加:他チームの設計レビューに「勉強のため」と参加を申し出て、設計の考え方を吸収した
  3. 個人開発で要件定義から全工程を経験:個人プロジェクトで「要件定義→設計→実装→テスト→リリース」を一人で実施、ドキュメント作成を意識的に行った
  4. 転職活動で上流工程ポジションを狙う:「開発もできるが設計・要件定義をメインでやりたい」とエージェントに伝え、自社開発企業の設計リードポジションに応募

結果(After)

  • 転職先:自社サービス企業の設計リード(チーム5名)
  • 年収:520万円→650万円(130万円アップ)
  • 担当:要件定義〜基本設計をリード、詳細設計以降はメンバーに任せる
  • 変化:「何を作るか」を決める側に回り、コードを書く時間は減ったが仕事の充実感が増した

IT女子 アラ美
転職せずに社内でシフトできるケースもありますか?

ITアライグマ
もちろんあります。ただ、機会がない環境なら転職も選択肢です。どちらにせよ自ら動くことが大切ですね。

上流工程シフトのための実践ステップ

鈴木さんの事例を踏まえ、具体的なアクションプランを整理します。詳しくはITコンサルタントへの転職を目指すエンジニアの評価軸も参考にしてください。

ステップ1:現職で上流工程に関わる機会を作る

最もリスクが低いのは、今の職場で上流工程に関わる機会を増やすことです。

  • 顧客打ち合わせへの同席を上司に申し出る
  • 設計書レビューに参加させてもらう
  • 小規模プロジェクトで要件定義から任せてもらえないか相談する

ステップ2:個人開発で全工程を経験する

業務で機会がなくても、個人開発で要件定義→設計→実装→運用を経験できます。ブログやポートフォリオとしてドキュメント(要件定義書、ER図など)を残しておくと、転職時のアピール材料になります。

例えば、「個人で作ったタスク管理アプリの要件定義書」をGitHubに公開しておくと、面接で「設計を言語化できる人」という印象を与えられます。技術ブログで設計的考察を記事化するのも有効です。

ステップ3:転職で環境を変える

現職で機会がない・成長が見込めない場合は、上流工程を任せてくれる環境に転職することも有効です。自社開発企業やPM/PL採用枠を狙うことで、キャリアシフトを加速できます。

転職時のポイントは、「開発だけでなく設計もやりたい」と明確に伝えることです。エージェントにも「設計・要件定義に関われるポジション」を希望していることを伝えると、そういった案件を優先的に紹介してもらえます。

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IT女子 アラ美
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ITアライグマ
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まとめ

コーディングメインのエンジニアが上流工程へシフトするための戦略について解説しました。

  • なぜシフトすべきか:年収の天井突破、AIへの対応、市場価値向上
  • 必要なスキル:ヒアリング、ドキュメント作成、見積もり、調整
  • 具体的なステップ:社内で機会を作る→個人開発で経験→転職で環境を変える
  • ポイント:自ら動いて機会を作る姿勢が重要

上流工程への移行は一朝一夕にはいきませんが、意識的に動けば確実に近づけます。まずは今の職場でできる小さな一歩から始めてみてください。

IT女子 アラ美
まずは社内で機会を作ることから始めてみます!

ITアライグマ
最初は議事録担当でも構いません。上流工程の現場を見ることから始めてみてくださいね。

厳しめIT女子 アラ美による解説ショート動画はこちら

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この記事を書いた人

ITアライグマのアバター ITアライグマ ITエンジニア / PM

都内で働くPM兼Webエンジニア(既婚・子持ち)です。
AIで作業時間を削って実務をラクにしつつ、市場価値を高めて「高年収・自由な働き方」を手に入れるキャリア戦略を発信しています。

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