パソコンが重い原因と直し方:Windows 11の設定と買い替えの目安

当ページのリンクには広告が含まれています。
パソコンが重い原因と直し方:Windows 11の設定と買い替えの目安
この記事の結論
パソコンが重くなる主な原因は、ストレージの空き不足、起動時に動くアプリの多さ、古いWindowsやドライバー、マルウェア、今の使い方に追いつかないハードウェアです。タスク マネージャーで負荷の元を見たうえで、更新プログラムの導入、マルウェア スキャン、空き容量の確保、スタートアップ アプリの無効化などを順に試します。ハードウェアが古い場合や、サポートが終わったWindows 10のパソコンは、買い替えも選択肢になります。

お疲れ様です!IT業界で働くアライグマです!

「パソコンが重い原因が分からない」「起動してから使えるようになるまで時間がかかる」「設定で直るのか、もう買い替えるべきなのか判断できない」と困っていませんか。Windowsのパソコンが遅くなる理由はいくつもあり、1つ直しただけでは軽くならないこともあります。

この記事では、原因の見分け方、Windowsの設定で直す手順、直らないときに確かめる買い替えの目安の順に説明します。手順は2026年11月7日に、Microsoftの「Windows で PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント」「Windows でドライブの空き領域を増やす」などの公式ページで確かめました。画面の名前はWindows 11を基本にし、Windows 10で違うところは別にまとめています。

目次

パソコンが重い原因は空き容量・起動時のアプリ・古いソフト・ハードウェアに分かれます

Microsoftの公式ヘルプは、パソコンが遅くなる原因として、記憶域(ストレージ)の不足、起動時に動くスタートアップ アプリの多さ、ソフトウェアが古いこと、今の使い方に合わないハードウェアを挙げています。原因が1つとは限らないため、公式ヘルプも解決策をすべて試すよう勧めています。

まずタスク マネージャーで負荷の元を確かめます

どこに負荷が掛かっているかは、タスク マネージャーで見られます。公式ヘルプの手順は次のとおりです。

  1. キーボードの Ctrl + Shift + Esc を同時に押して、タスク マネージャーを開きます。
  2. 「プロセス」タブで、使っていないアプリを右クリックして閉じます。
  3. 「パフォーマンス」タブと「スタートアップ アプリ」タブで、リソースを多く使っている項目を確かめます。

特定のアプリだけが重いのか、パソコン全体が重いのかが分かると、次に試す手順を絞れます。

起動時に動くアプリが多いと立ち上がりから重くなります

パソコンの電源を入れると自動で起動するアプリを、スタートアップ アプリと呼びます。数が多いと、使い始める前から動作が重くなります。タスク マネージャーの「スタートアップ アプリ」で一覧を見られ、不要なものは止められます(手順は次の章)。

ストレージの空きが少ないと更新や動作に響きます

公式ヘルプ「Windows でドライブの空き領域を増やす」によると、記憶域が不足していると、Windows 更新プログラムのパフォーマンスが落ちたり、インストールできなかったりします。空き領域を増やすと、デバイスの動作が良くなり、安全性も保てると書かれています。

空き容量は、タスク バーから「エクスプローラー」を開き、左側の「この PC」を選ぶと「デバイスとドライブ」で確かめられます。

古いWindowsやドライバー、マルウェアでも遅くなります

Windowsやドライバーの更新が止まっていることも、公式ヘルプが挙げる原因の1つです。また、マルウェア(ウイルスなどの悪意のあるソフト)は、CPUやディスクを使って速度低下を招くことがあると説明されています。

ハードウェアが古いと設定だけでは大きく改善しないことがあります

公式ヘルプは、ハードウェアが古いパソコンでは、ここで紹介する手順で大きな改善は見込めない場合があると注記しています。その場合は、機器のアップグレードが長期的に最善の解決策になる可能性があるとしています。どこまで直せば見切りを付けるかは、3つ目の章で説明します。

IT女子 アラ美
原因がいくつもあるなら、どこから手を付けるか迷っちゃうわね。

ITアライグマ
まずタスク マネージャーで、何が重さの元になっているかを見るのが近道です。

パソコンが重いときにWindowsの設定で直す方法

Windows 11での手順を、手軽なものから順に並べます。公式ヘルプ「Windows で PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント」の12の解決策を、目的ごとにまとめ直しています。

使っていないアプリを閉じて再起動します

最初に試すのは、開きっぱなしのアプリとブラウザーのタブを閉じることです。それでも重ければ、次の手順で再起動します。

  1. 「スタート」を選びます。
  2. 「電源」を選び、「再起動」を選びます。

公式ヘルプは、再起動のあとは必要なアプリだけを開き、作業が終わったら閉じるよう勧めています。

Windows Updateとオプションの更新を入れます

Windowsとドライバーを最新にします。手順は次のとおりです。

  1. 「スタート」から「設定」を開き、「Windows Update」を選びます。
  2. 「更新プログラムの確認」を選び、見つかった更新を入れます。
  3. 「最新の状態です」と出たら、「詳細オプション」の「オプションの更新プログラム」を開きます。
  4. 更新があれば選んで、「ダウンロード & インストール」を選びます。

インストールを終えるために、再起動が求められることがあります。

マルウェア スキャンを実行します

Windowsに入っている Windows セキュリティで、マルウェアがないかを調べます。

  1. 「スタート」から「設定」を開き、「プライバシー & セキュリティ」を選びます。
  2. 「Windows セキュリティ」を選び、「ウイルス & 脅威防止」を開きます。
  3. 「クイック スキャン」を選びます。

ストレージ センサーと一時ファイルの削除で空きを増やします

ストレージ センサーは、不要なファイルを自動で消してくれる機能です。今すぐ動かすには、次の順に操作します。

  1. 「スタート」から「設定」を開き、「システム」の「ストレージ」を選びます。
  2. 「ストレージ センサー」を選び、「ストレージ センサーを今すぐ実行する」を選びます。

一時ファイルを自分で選んで消すこともできます。「ストレージ」画面で「一時ファイル」を選び、消すファイルを確かめてから「ファイルの削除」を選びます。「ストレージ」画面の「クリーンアップの推奨事項」では、「大きなファイルまたは未使用のファイル」や「使用されていないアプリ」などの候補もまとめて確かめられます。

使っていないアプリをアンインストールします

使わなくなったアプリは、空き容量を使うだけでなく、裏で動いていることもあります。

  1. 「スタート」から「設定」を開き、「アプリ」の「インストール済みアプリ」を選びます。
  2. 消したいアプリの「その他のオプション」(…)を選びます。
  3. 「アンインストール」を選びます。

スタートアップ アプリを無効にします

起動時に自動で動くアプリを減らすと、立ち上がりの重さが軽くなります。

  1. Ctrl + Shift + Esc でタスク マネージャーを開きます。
  2. 左側のメニューで「スタートアップ アプリ」を選びます。
  3. 止めたいアプリを右クリックし、「無効にする」を選びます。

無効にしても、アプリが使えなくなるわけではありません。電源を入れたときに自動で起動しなくなるだけです。

バックグラウンドで動くアプリと通知を減らします

画面に出ていないのに裏で動き続けるアプリも、負荷の元になります。止めるアプリごとに次の操作をします。

  1. 「設定」の「アプリ」から「インストール済みアプリ」を開きます。
  2. アプリの「その他のオプション」(…)から「詳細オプション」を選びます。
  3. 「バックグラウンド アプリのアクセス許可」の「このアプリをバックグラウンドで実行させる」で「しない」を選びます。

不要な通知も、「設定」の「システム」にある「通知」で、アプリごとにオフにできます。

視覚効果と電源モードを性能寄りにします

Windows 11の見た目の効果は、システムのリソースを使います。見た目より速さを取りたいときは、次の設定を変えます。

  1. スタートの検索で「Windows の外観とパフォーマンスを調整する」と入力して開きます。
  2. 「視覚効果」タブで「最適なパフォーマンスに調整する」を選びます。

電源モードは、「設定」の「システム」にある「電源 & バッテリー」で、「電源モード」を「最高のパフォーマンス」にできます。ただし公式ヘルプは、電力消費が増え、ノートパソコンではバッテリーの減りが早くなったり本体が熱くなったりすると注意しています。

ドライブを最適化します

スタートの検索で「ドライブの最適化」と入力して開き、対象のドライブを選んで「最適化」を選びます。

Windows 10ではメニューの名前が違います

Windows 10でも同じ解決策を試せますが、設定の場所が一部違います。公式ヘルプに載っている主な違いは次のとおりです。

操作 Windows 11 Windows 10
更新の確認 「設定」→「Windows Update」 「設定」→「セキュリティ & 更新」→「Windows Update」
マルウェア スキャン 「プライバシー & セキュリティ」→「Windows セキュリティ」 「セキュリティ & 更新」→「Windows セキュリティ」
アプリの削除 「アプリ」→「インストール済みアプリ」 「アプリ」→「アプリと機能」
バックグラウンド アプリ アプリごとの「詳細オプション」 「プライバシー」→「バックグラウンド アプリ」
電源の設定 「電源 & バッテリー」の「電源モード」 「電源 & スリープ」→「追加の電源設定」で「高パフォーマンス」
通知 「システム」→「通知」 「システム」→「通知 & アクション」

スタートアップ アプリ、視覚効果、ドライブの最適化の手順は、Windows 10でも同じです。

IT女子 アラ美
手順が多すぎて、全部やるのは正直めんどくさいわね。どれから試せばいいの?

ITアライグマ
再起動、更新、空き容量、スタートアップの順に試すと手軽です。

直らないときは買い替えの目安を確かめます

設定を見直しても重いままなら、パソコンそのものが今の使い方に追いついていない可能性があります。特に、Windows 10のパソコンと、Windows 11の要件に届かないパソコンは、買い替えを考える目安になります。

Windows 10のパソコンはサポートが終わっています

Microsoftの「Windows 10 のサポート終了」のページによると、Windows 10のサポートは2025年10月14日に終了しました。それ以降は、機能更新プログラムとセキュリティ更新プログラム、テクニカル サポートが提供されません。

パソコンそのものは引き続き使えますが、セキュリティの修正は届きません。Microsoftは次の3つの道を案内しています。

  • 要件を満たすパソコンなら、今のパソコンにWindows 11を入れる
  • Windows 11が入った新しいパソコンに替える
  • 移行まで時間が必要なら、拡張セキュリティ更新(ESU)プログラムで2027年10月12日まで保護する

Windows 11の最小要件に届くかを確かめます

今のパソコンでWindows 11を使えるかは、「Windows 11 の仕様とシステム要件」で確かめられます。主な最小要件は次のとおりです。

項目 最小要件
プロセッサ 1 GHz以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサ、またはSoC
メモリ 4 GB
ストレージ 64 GB以上
システム ファームウェア UEFI、セキュア ブート対応
TPM バージョン 2.0
グラフィックス カード DirectX 12以上(WDDM 2.0 ドライバー)に対応

これは動かすための最低限の条件です。要件ぎりぎりのパソコンが、今の使い方で快適に動くかどうかは、公式ページには書かれていません。

PC 正常性チェックでアップグレードできるかを確かめます

Windows 10のパソコンがWindows 11に無料でアップグレードできるかは、Windows 10の「スタート」→「設定」→「セキュリティ & 更新」→「Windows Update」で「更新プログラムの確認」を選ぶと分かります。サポート終了のページによると、アップグレードできるのは、Windows 10 バージョン 22H2で最小要件を満たすパソコンです。

互換性は、Microsoftの「PC 正常性チェック」アプリでも確かめられます。ただし、このアプリはグラフィック カードとディスプレイは確認しないと、仕様のページに書かれています。

買い替えるなら置き場所を取らないミニPCも選べます

アップグレードできない、または設定を見直しても重いままなら、新しいパソコンへの買い替えが長く使える解決策になります。デスクトップで使うなら、小さな本体のミニPCも候補です。

IT女子 アラ美
💡 設定をいじっても重いままなら、新しいパソコンに替えるのも手よ!
MINISFORUMはミニPCの専門ブランドで、公式ストアには「24ヵ月製品長期保証」と「30日間返品・返金保証」の表示があるわ(2026年11月7日時点)
ミニPC専門店【MINISFORUM】公式ストア

IT女子 アラ美
サポートが終わったWindows 10を使い続けるのは、ちょっと怖いわね。

ITアライグマ
パソコンは動き続けますが、セキュリティの修正が届かない点は覚えておきたいです。

重さをぶり返さないための設定と関連して起きやすいこと

一度軽くなっても、ファイルやアプリが増えれば、また重くなります。空き容量を保つ設定と、パソコンではなくネットが遅い場合の見分け方をまとめます。

ストレージ センサーをオンにして自動で空きを保ちます

ストレージ センサーは、今すぐ実行するだけでなく、オンにしておくと不要なファイルを自動で消してくれます。「設定」の「システム」→「ストレージ」で、「ストレージ センサー」をオンにします。

新しいファイルの保存先を別のドライブにできます

パソコンに2つ目のドライブがあるなら、新しく作るファイルの保存先を変えられます。「Windows でドライブの空き領域を増やす」の手順は次のとおりです。

  1. 「スタート」から「設定」を開き、「システム」の「ストレージ」を選びます。
  2. 「詳細記憶域設定」を開き、「新しいコンテンツが保存される場所」を選びます。
  3. 保存先のドライブを選びます。

OneDriveのファイル オンデマンドで空きを保てます

同じ公式ページは、空き領域を増やす方法の1つとして、OneDriveのファイル オンデマンドをオンにすることも挙げています。「クリーンアップの推奨事項」にも「クラウドに同期されたファイル」の項目があります。OneDriveのアイコンに赤いバツが出て同期できないときは、「OneDriveの赤いバツが消えない原因と直し方」で直し方をまとめています。

ネットだけが遅いなら回線側を疑います

アプリの起動やファイルを開く操作は速いのに、Webページや動画だけが遅いなら、パソコンではなくネット回線の問題かもしれません。光回線で、家の機器やマンションの配線方式から遅さを切り分ける方法は「光回線が遅い原因と改善方法」で説明しています。

IT女子 アラ美
パソコンが悪いと思ってたら、ネットのせいってこともあるのね。

ITアライグマ
何をしたときに遅いのかを分けて見ると、原因を絞り込みやすくなります。

よくある質問

Microsoft PC マネージャーとは何ですか?

Microsoftが提供する、パソコンの診断と最適化のためのアプリです。公式ヘルプ「Windows で PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント」は、ストレージのクリーンアップ、スタートアップ アプリの管理、パフォーマンスの最適化に使うよう勧めています。入手先は、公式ヘルプからリンクされている「Microsoft Store のページ」です。

電源モードを「最高のパフォーマンス」にしたままでも大丈夫ですか?

公式ヘルプは、電力消費が増えるため、最大の性能が必要で電源の制約がないときにだけ使うよう勧めています。ノートパソコンでは、バッテリーの減りが早くなり、本体が熱くなることがあります。

ディスク クリーンアップは今も使えますか?

使えます。スタートの検索で「ディスク クリーンアップ」と入力して開き、対象のドライブを選びます。Windows 10では、「システム ファイルのクリーンアップ」を選ぶと、さらに多くの領域を空けられると「Windows でドライブの空き領域を増やす」に書かれています。

Windows.oldフォルダーは消してもいいですか?

消すと空き容量は増えますが、以前のバージョンのWindowsに戻せなくなりますと、「Windows でドライブの空き領域を増やす」に注意書きがあります。前のWindowsに戻す予定がないかを考えてから消してください。

メモリを増やせば速くなりますか?

公式ヘルプには、メモリの増設についての具体的な記載はありません。今の使い方に合わないハードウェアが原因の1つで、古いハードウェアでは機器のアップグレードが長期的に最善の場合がある、と書かれているだけです。

IT女子 アラ美
Windows.oldって消していいのか、ずっと気になってたのよ。

ITアライグマ
消すと前のWindowsに戻せなくなるので、戻す予定がないか先に考えましょう。

まとめ

パソコンが重い原因は、ストレージの空き不足、起動時に動くアプリの多さ、古いWindowsやドライバー、マルウェア、今の使い方に追いつかないハードウェアに分かれます。タスク マネージャーで負荷の元を確かめ、再起動、Windows Update、マルウェア スキャン、空き容量の確保、スタートアップ アプリやバックグラウンド アプリの見直しを順に試してください。

それでも重いままで、ハードウェアが古い場合や、サポートが2025年10月14日に終わったWindows 10のパソコンを使っている場合は、Windows 11へのアップグレードか、新しいパソコンへの買い替えを考えます。

IT女子 アラ美
設定で直るのか、買い替えが必要なのか、その線引きがやっと分かったわ。

ITアライグマ
まず設定を一通り試して、それでも重ければ買い替えを考えてみてください。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ITアライグマのアバター ITアライグマ ITエンジニア / PM

都内の事業会社で働くPM兼Webエンジニアです(IT業界10年以上、既婚・子持ち)。
スマホや決済アプリ、Wi-Fi、スマートスピーカーなど、身近なITの「困った」を、公式のヘルプやサポート情報で確かめたうえで、原因の切り分けから直し方までまとめています。設定で直らないときは、回線やサービスの見直しも含めて紹介しています。

目次