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「格安SIMが遅い。昼休みになると、ページがなかなか開かない」と困っていませんか。朝や夜は普通に使えるのに、決まった時間だけ遅い。あるいは、ある日から急に一日中遅くなった。どちらも格安SIMではよく聞く悩みです。
この記事では、遅くなる原因の見分け方、自分で直す方法、直らないときに確かめることの順に説明します。原因と手順は、2026年11月6日に、格安SIM各社(BIGLOBEモバイル、mineo、LIBMO)の公式ページと、Apple・Googleの公式ヘルプで確かめました。画面の表記は会社や端末によって違うことがあります。
格安SIMが遅くなる原因と見分け方
格安SIMが遅くなる原因は、大きく4つに分かれます。遅くなる時間帯と、遅さの程度を見ると、どれに当たるかの見当がつきます。
| 遅くなり方 | 考えられる原因 | 最初に試すこと |
|---|---|---|
| 平日の昼(12時〜13時ごろ)だけ遅い | 回線の混雑 | 時間をずらす、Wi-Fiに切り替える |
| 月の途中から一日中、極端に遅い | データ容量を使い切った速度制限 | マイページで残りの容量を見る |
| 容量は残っているのに一日中遅い | マイページの低速モード | マイページで高速に切り替える |
| 特定の場所や、自分の端末だけ遅い | 電波の届き方、端末の状態 | 場所を変える、再起動する |
昼だけ遅いなら回線の混雑が原因です
格安SIMの会社は、ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手から回線を借りてサービスを提供しています。mineoの公式コラムは、大手キャリアから決まった量の回線だけを借りているため、同じ時間帯にアクセスが集中すると通信速度が遅くなることがあると説明しています。借りている回線の量が決まっているので、使う人が一斉に増えると、一人あたりの速度が下がるという仕組みです。
いちばん混むのが昼休みです。BIGLOBEモバイルの公式Q&Aは「お昼時は遅くなると聞いたのですが、本当ですか」という質問に「本当です」と答え、平日の昼の時間帯(12時〜13時ごろ)は利用者が一時的に増えるため、通信速度が大きく低下する場合があるとしています。LIBMOの公式ブログは、昼休みに加えて夕方から夜にかけて(17時〜22時ごろ)も遅くなることがあると書いています。
朝や深夜は普通に使えて、昼や夕方だけ遅いなら、この混雑が原因と考えられます。端末の故障や設定の問題ではないので、端末をいじっても大きくは変わりません。
月の途中から極端に遅いなら容量切れの速度制限です
契約しているデータ容量を使い切ると、月末まで通信速度が制限されます。止まるわけではなく、遅い速度で使い続けられます。制限中の速度は会社とプランで違います。
例として、LIBMOとBIGLOBEモバイルの公式Q&Aに書かれている速度を並べます。
| 会社とプラン | 容量を使い切ったあとの速度 |
|---|---|
| LIBMO 超なっとくプラン | 最大300kbps |
| LIBMO なっとくプラン | 最大200kbps |
| LIBMO 従来プラン | 最大128kbps |
| 法人BIGLOBEモバイル(100MB・500MBプラン以外) | 送受信最大200kbps |
出典はLIBMOのよくあるご質問と、BIGLOBEモバイルのQ&Aです。BIGLOBEモバイルは、200kbpsの場合、メールやメッセージのやり取りは比較的問題なく行えるものの、インターネットの閲覧や動画の視聴には時間がかかる場合があると説明しています。
LINEのメッセージは届くのに、ウェブページや動画がほとんど進まない。しかも時間帯に関係なく遅い。この組み合わせなら、容量切れを疑います。
容量が残っているのに遅いなら低速モードを疑います
格安SIMの中には、マイページで通信速度を「高速」と「低速」に切り替えられる会社があります。低速にしている間はデータ容量が減らないので、節約のために使う機能です。
LIBMOのよくあるご質問によると、低速と高速の切り替えはLIBMOマイページで手続きでき、低速の間は高速通信の容量を消費しないとされています。超なっとくプランの低速時は最大300kbpsで、その他のプランは最大128kbpsまたは200kbpsです。
以前に低速へ切り替えたことを忘れていたり、家族とSIMをシェアしていて誰かが切り替えたりすると、容量は残っているのに遅いという状態になります。LIBMOでは、切り替えはユーザーIDごとに管理されるため、SIMカードをシェアしている場合はすべてのSIMカードに反映されると案内されています。
場所や端末の状態でも遅くなります
時間帯にも容量にも当てはまらないなら、電波の届き方か端末の状態を疑います。LINEMOの公式ガイドは、通信速度が遅い原因として基地局から離れた場所や、屋外からの電波が届きにくい地下では通信が安定しないことがあると書いています。
同じガイドは、端末側の原因として次のようなものを挙げています。
- OSやアプリが最新になっていない
- アプリを多く起動していて、メモリを圧迫している
- 内部ストレージ(空き容量)が少ない
特定の建物の中だけ遅いなら場所、どこでも遅くて自分の端末だけが遅いなら端末の状態、という順に考えると切り分けやすくなります。
IT女子 アラ美格安SIMが遅いときの対策と直し方
原因の見当がついたら、それに合わせて対処します。上の表の順に説明します。
昼の混雑は時間をずらすかWi-Fiに切り替えて避けます
混雑による遅さは、利用者の側で回線を速くする方法がありません。BIGLOBEモバイルは通信速度の改善のために、定期的にネットワーク帯域を増強していると案内しており、回線の量を増やすのは会社の側の仕事です。
利用者ができるのは、混む時間を避けることです。具体的には次の2つです。
- 動画やアプリの更新など、重い通信を昼休み以外の時間にする
- 職場や店のWi-Fiが使えるなら、昼休みはWi-Fiにつなぐ
mineoの公式コラムも、Wi-Fiと併用できる人や、混む時間帯にスマホをほとんど触らない人には、格安SIMも十分に選択肢に入ると書いています。逆に言えば、昼休みにWi-Fiが使えず、その時間にスマホを使うことが多い人ほど、混雑の影響を受けやすいということです。
データの使用量はスマホの設定で確かめます
容量切れを疑ったら、まず今月どれだけ使ったかを見ます。iPhoneでは、Appleの公式ヘルプ「iPhoneやiPadでモバイルデータ通信を利用する」にある次の手順で確かめます。
- 設定アプリを開きます。
- 「モバイル通信」をタップします。
- 下にスクロールして、モバイルデータ通信量の多いアプリを探します。
Androidでは、Google Pixelの公式ヘルプ「モバイルデータ使用量を節約、管理する」に次の手順があります。メーカーによって表記が違うことがあります。
- 設定アプリを開きます。
- 「ネットワークとインターネット」→「インターネット」をタップします。
- 携帯通信会社の横にある設定アイコンをタップします。
- 上部にデータ使用量の合計が表示されます。
ただし、スマホの画面の数字は契約上の使用量とずれることがあります。Appleも、今回の支払い請求期間のモバイルデータ通信量をさらに詳しく調べるには、通信事業者に問い合わせるよう案内しています。正確な残りの容量は、契約している格安SIMのマイページで確かめます。LIBMOの場合は、LIBMOマイページの「ご利用状況確認」から見られます。
容量が足りないときは追加購入で制限を解除します
容量を使い切っていたら、月末まで待つか、容量を買い足します。多くの格安SIMに、容量を追加購入する仕組みがあります。
LIBMOの場合、データリチャージという名前で用意されています。公式のよくあるご質問に書かれている条件は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 1GBにつき300円(税込330円) |
| 申し込める回数 | 容量に関わらず、月間5回まで |
| 有効期限 | リチャージした日から90日間 |
申し込みは次の順です。
- LIBMOマイページにログインします。
- 「ご利用状況確認」を開きます。
- 「高速通信 リチャージ」から手続きします。
BIGLOBEモバイルでは同じ仕組みをボリュームチャージと呼んでいます。名前は会社ごとに違うので、マイページで「チャージ」「追加」といった項目を探してください。
低速モードになっていたら高速に戻します
LIBMOでは、低速と高速の切り替えは次の順で行います(LIBMOのよくあるご質問)。
- LIBMOマイページにログインします。
- 利用状況確認画面を開きます。
- 「低速(高速)切替」から高速に切り替えます。
公式の案内では、切り替えは手続き後すぐに通信回線に反映され、手続きに料金はかからないとされています。ただし、高速通信の容量が0のときは、高速を選んでも低速のままです。その場合は前の手順のリチャージが先です。
端末は再起動と機内モードの切り替えを試します
場所を変えても自分の端末だけ遅いなら、端末の側を整えます。LINEMOの公式ガイドは、スマホの通信速度が遅いと感じたら、まず端末を再起動することを勧めています。内部のエラーや不具合が解消されて、通信速度が改善する場合があるためです。
再起動で変わらなければ、機内モードをいったんオンにしてからオフにします。Androidの公式ヘルプ「Android デバイスのインターネット接続の問題を解決する」の手順は次のとおりです。
- 設定アプリを開き、「ネットワークとインターネット」または「接続」をタップします。
- 「機内モード」をタップしてオンにします。
- 10秒ほど待ちます。
- 「機内モード」をオフにします。
あわせて、OSを最新にすることも効果があります。iPhoneは「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から更新できると、LINEMOの同じガイドに書かれています。更新は時間とデータ量を使うので、Wi-Fiにつないで充電しながら行います。



直らないときに確かめること
ここまでの対処で変わらないときは、自分の端末や契約の外に原因があるかを確かめます。
電波の表示が出ていなければ圏外の可能性があります
遅いというより、ほとんどつながらない場合は、電波が届いていない可能性があります。Androidの公式ヘルプは、画面の上部で信号強度バーの横に、データインジケーター(4Gなど)が表示されているか確かめるよう案内しています。表示されない場合はサービスエリアの圏外にいる可能性があり、屋外など別の場所に移動して確かめるよう書かれています。
なお、Wi-Fiにつながっているとこの表示が出ないことがあります。確かめるときはWi-Fiをオフにします。
通信障害が起きていないか公式サイトで確かめます
LINEMOの公式ガイドは、回線側の原因の一つとして通信障害を挙げています。普段は問題のない時間帯や場所で急に遅くなったときは、契約している格安SIMの公式サイトのお知らせや障害情報を見ます。格安SIMは大手の回線を借りているので、借りている大手の側の障害情報にも当たるとよいでしょう。
それでも原因が分からなければ、契約している会社に問い合わせます。Androidの公式ヘルプも、手順を行っても解決しない場合は携帯通信会社に問い合わせるよう書いています。
毎月遅くなるならプランや会社を見直します
毎月のように容量を使い切って遅くなるなら、追加購入を繰り返すより、容量の大きいプランに変えるほうが向いています。LIBMOでは、プラン変更はLIBMOマイページから手続きでき、費用はかからないとされています。ただし、変更が適用されるのは申し出た月の翌月1日からです。
手順は次のとおりです。
- LIBMOマイページにログインし、「契約内容確認」ボタンを押します。
- 画面を下にスクロールし、「ご契約内容」の項目を表示します。
- 「プラン変更」ボタンから手続きします。
一方、昼の混雑がどうしても困る場合は、プランを変えても解決しません。mineoの公式コラムは、多少月額料金が高くなっても常に一定の速度で通信したい場合は、大手キャリアの回線を選んだほうがよいと書いています。混雑の出方は会社ごとに借りている回線の量で違うため、LIBMOの公式ブログも、会社によって通信速度が異なると説明しています。今の会社の昼の遅さが我慢できないなら、乗り換えも選択肢です。



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格安SIMの速度制限を繰り返さないための設定
混雑は利用者の側では防げませんが、容量切れによる速度制限は、設定で防ぎやすくなります。
残りの容量が減ったら通知が届くようにします
容量切れに気づかないまま遅い状態で過ごさないよう、残量の通知を設定しておきます。LIBMOには、高速データ通信容量が指定した量を下回ったらメールで知らせるサービスがあります。設定は次の順です。
- LIBMOマイページにログインします。
- ご契約情報確認画面を開きます。
- 下部の「その他設定」にある「高速通信データ残量通知設定」で設定します。
公式の案内では、指定した残量を下回ってからメールが届くまで、最大24時間かかる場合があります。余裕を持った量で設定しておくと安心です。
Androidは使用量の警告を設定できます
Androidでは、スマホの側でも使用量の警告を出せます。Google Pixelの公式ヘルプ「モバイルデータ使用量を節約、管理する」の手順は次のとおりです。
- 設定アプリを開き、「ネットワークとインターネット」→「インターネット」をタップします。
- 携帯通信会社の横にある設定アイコンをタップします。
- 「データ使用量の警告と制限」をタップします。必要に応じて、まず「データ警告を設定」をオンにします。
- 「データ警告」をタップし、数値を入力して「設定」をタップします。
使用量が設定した数値に達すると警告が表示されます。契約の容量より少し少ない数値にしておくと、制限の前に気づけます。
iPhoneは省データモードで通信量を抑えられます
iPhoneには、バックグラウンドの通信を抑える省データモードがあります。Appleの公式ヘルプ「iPhoneやiPadで省データモードを使う」は、データ通信量が制限されているプランを使っている場合や、データ速度が遅いエリアにいる場合に使うことを勧めています。
LTE/4Gで使っている場合の手順は次のとおりです。
- 「設定」を開いて「モバイル通信」をタップします。
- 「通信のオプション」をタップし、「省データモード」をオンにします。
5Gで使っている場合は、「通信のオプション」で「データモード」を選んでから「省データモード」をオンにします。オンにすると、アプリのバックグラウンド更新や、自動ダウンロード・自動バックアップが止まり、動画などのストリーミングの品質が下がります。
通信量の多いアプリはWi-Fiだけで使います
Appleの公式ヘルプ「iPhoneやiPadでモバイルデータ通信を利用する」によると、「モバイル通信」の画面でアプリごとにモバイルデータ通信をオフにできます。オフにしたアプリは、データ通信にWi-Fiしか使わなくなります。
使用量を確かめた画面で、通信量の多いアプリが見つかったら、そのアプリだけオフにしておくと容量が長持ちします。動画アプリなどは、自宅のWi-Fiで見る習慣にすると、月末の速度制限を避けやすくなります。自宅のWi-Fi自体が遅い場合は、「光回線が遅い原因と改善方法」も参考にしてください。



よくある質問
昼に遅くなるのはどの格安SIMでも同じですか?
遅くなりやすい時間帯は同じでも、遅くなる程度は会社によって違います。LIBMOの公式ブログは、格安スマホの会社によって大手キャリアから借りている設備の容量が違うので、会社によって通信速度が異なると書いています。BIGLOBEモバイルも、昼の速度低下は場所によって異なるとしています。
速度制限中でもLINEのメッセージは送れますか?
多くの場合、送れます。BIGLOBEモバイルの公式Q&Aは、通信速度200kbpsの場合、メールやメッセージのやり取りは比較的問題なく行えるとしています。一方で、インターネットの閲覧や動画の視聴、通信を使うアプリには時間がかかる場合があります。128kbpsなど、より遅いプランでは体感がさらに変わる可能性がありますが、どの程度かは公式の案内には書かれていません。
高速に切り替えたのに遅いままなのはなぜですか?
高速通信の容量が残っていない可能性があります。LIBMOの公式の案内では、割り当てられている高速通信データ容量が0の場合、「高速切替」を選んでも通信速度は低速のままです。マイページで残りの容量を確かめ、0ならデータリチャージなどで容量を足します。
スマホに出る使用量と、マイページの使用量が違うのはなぜですか?
スマホと通信会社で、使用量の数え方が違うことがあるためです。Google Pixelの公式ヘルプは、スマートフォンの設定アプリで表示されているデータ使用量を測定しており、一部の携帯通信会社では異なる方法で使用量を測定する場合があるとしています。速度制限がかかるかどうかは通信会社の数字で決まるので、迷ったらマイページの数字を見ます。
追加購入した容量はいつまで使えますか?
会社によって違います。LIBMOのデータリチャージは、リチャージを行った日から90日間が有効期限です。ほかの会社では期限が異なることがあるので、購入前にマイページや公式のよくある質問で確かめてください。



まとめ
格安SIMが遅いときは、遅くなる時間帯と程度で原因を分けます。平日の昼など決まった時間だけ遅いなら回線の混雑で、時間をずらすか、Wi-Fiに切り替えて避けます。月の途中から一日中極端に遅いならデータ容量を使い切った速度制限で、容量の追加購入か、翌月まで待つことで戻ります。容量が残っているのに遅いなら、マイページの低速モードを確かめます。
どれにも当てはまらなければ、再起動や機内モードの切り替えを試し、電波の表示と障害情報を確かめます。毎月容量が足りないならプランの変更、昼の混雑がどうしても困るなら会社の乗り換えも選択肢です。













