OneDriveの赤いバツが消えない原因と直し方:同期できないファイルの見つけ方とリセット手順

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この記事の結論
OneDrive のアイコンに出る赤い丸と白い×(バツ)は、ファイルやフォルダーを同期できないという印です。多くは、ファイルを別のアプリで開いている、使えない文字がファイル名に入っている、容量が足りない、のどれかです。通知領域の OneDrive アイコンから問題のファイルを確かめ、原因を取り除くか、OneDrive をリセットすると消えます。

お疲れ様です!IT業界で働くアライグマです!

「OneDrive の赤いバツが消えない」「ファイルに×マークが付いたまま同期されない」と困っていませんか。パソコンのタスクバーやエクスプローラーで、OneDrive のアイコンに赤い印が付いたまま、いつまでも消えない状態です。

この記事では、赤いバツの意味、原因の見分け方、直し方、直らないときの確認の順に説明します。手順は2026年11月4日に、Microsoft サポートの「OneDrive アイコンの意味は?」「OneDrive をリセットする」などのページで確かめました。

目次

OneDriveの赤いバツが消えない原因

赤いバツは、何かが壊れたという意味ではありません。まず印の意味を知り、どのファイルで止まっているかを確かめると、原因を絞り込めます。

赤いバツは「同期できないファイルがある」という印です

Microsoft の「OneDrive アイコンの意味は?」では、赤い丸と白い十字が付いた OneDrive のアイコンは、ファイルまたはフォルダーを同期できないことを意味すると説明されています。この印は、エクスプローラーのファイルやフォルダーと、タスクバーの通知領域にある OneDrive アイコンの両方に出ます。

つまり、パソコン全体の OneDrive が止まったのではなく、特定のファイルが同期できずに残っている状態です。そのファイルが同期できるようになるまで、印は消えません。

ほかのアイコンと見分けます

OneDrive のアイコンには、赤いバツ以外にも状態を表す印があります。同じページに載っている主なものを、次の表にまとめました。

アイコン 意味
赤い丸と白い十字 ファイルまたはフォルダーを同期できない
赤い「立ち入り禁止」のような円 アカウントがブロックされている
黄色の警告の三角形 アカウントに注意が必要
一時停止の記号 ファイルが現在同期されていない
灰色の線が入ったクラウド サインインしていないか、セットアップが終わっていない
円形の矢印 同期が進行中

同じ赤でも、立ち入り禁止のような円はアカウントのブロックで、この記事の手順では直りません。印の形を先に確かめてください。

ファイルを別のアプリで開いていると同期できません

Microsoft の「OneDrive エラーのトラブルシューティング: “このファイルは同期できません”」によると、ファイルを開いている間は同期できません。例として、編集中の画像、作成中の文書、Outlook のデータファイルが挙げられています。

赤いバツの付いたファイルを、Word や Excel、画像の編集アプリで開いたままにしていないかを見ます。開いていれば、それが原因の候補です。

ファイル名に使えない文字や名前があると同期できません

Microsoft の「OneDrive と SharePoint の制限事項と制約事項」では、ファイル名とフォルダー名に使えないものが決められています。

使えない文字と名前は、次のとおりです。

  • 文字:" * : < > ? / \ |
  • 名前の先頭と末尾のスペース
  • 名前:「.lock」「CON」「PRN」「AUX」「NUL」「COM0〜COM9」「LPT0〜LPT9」「desktop.ini」、「~$」で始まる名前、名前のどこかに「_vti_」を含むもの

同じページには、一時ファイル(TMP ファイル)は同期しないことと、1つのファイルの上限が250GBであることも書かれています。

OneDriveの容量が足りないと新しいファイルを同期できません

Microsoft の「OneDrive の同期に関する問題を解決する」には、Microsoft のストレージの容量を超えると、新しいファイルをアップロード・編集・同期できなくなると書かれています。

「OneDrive のエラー コードの意味は?」によると、容量を超えたときやアカウントが一時停止されたときに、エラーコード「0x8004def7」が出ることがあります。このコードが出ていれば、容量が原因です。

IT女子 アラ美
赤いバツって全部ダメになったのかと焦るけど、一部のファイルだけの話なんだね。

ITアライグマ
はい、止まっているファイルを見つけるのが近道です。次の章で見つけ方から説明します!

OneDriveの赤いバツを消す方法

直す前に、どのファイルで止まっているかを確かめます。そのうえで、原因に合わせて上から順に試してください。

通知領域のOneDriveアイコンで問題のファイルを確かめます

「OneDrive アイコンの意味は?」では、問題の詳細を見るには、通知領域で青または白の OneDrive アイコンを選ぶよう案内されています。Mac では、メニューバーの OneDrive アイコンを選びます。

「OneDrive 同期の問題のトラブルシューティング: “変更の処理中” で停止する」にも、アイコンを選ぶと、開いているファイル、同期されているファイル、最近同期したファイルの一覧が出ると書かれています。ここに出たファイル名とメッセージを手がかりに、次の手順を選びます。

開いているファイルを閉じます

問題のファイルを開いているアプリがあれば、作業内容を保存してアプリを閉じます。「“このファイルは同期できません”」のページでも、まずファイルを閉じることが解決策として挙げられています。閉じると同期が再開され、赤いバツが消えるかを確かめます。

使えない文字を含むファイル名を変えます

ファイル名に「:」や「?」などの使えない文字が入っていたり、名前の先頭や末尾にスペースがあったりする場合は、エクスプローラーでファイル名を変えます。前の章の一覧に当てはまる名前を、使える文字だけの名前に直すと、同期の対象になります。

ファイルをOneDriveの外へ移してから戻します

閉じても名前を変えても消えない場合は、ファイルをいったん OneDrive の外へ移します。「“このファイルは同期できません”」のページは職場・学校向けの OneDrive を対象にしていますが、手順は次のとおりです。

  1. タスクバーで、同期の問題がある OneDrive のクラウドアイコンを右クリックします。
  2. 「OneDrive を閉じる」を選びます。
  3. エクスプローラーで、問題のファイルを OneDrive フォルダーの外(例:「この PC」の C:\)へ移します。
  4. 「スタート」ボタンを押して「OneDrive」と入力し、OneDrive を起動します。
  5. OneDrive が「最新」と表示されるまで待ってから、ファイルを OneDrive フォルダーへコピーし直します。

同じページでは、OneDrive にファイルへのアクセス許可がない場合の確認として、ファイルの「プロパティ」の「セキュリティ」タブで、自分の名前に「読み取り」と「書き込み」の両方が許可されているかを見る方法も案内されています。

一時停止の印が出ていれば同期を再開します

赤いバツと一緒に一時停止の記号が出ているときは、同期そのものが止まっています。「OneDrive の同期を一時停止および再開する方法」によると、パソコンがバッテリー節約機能のモードのときや、従量制課金接続のときは、OneDrive が自動で一時停止します。通知領域の一時停止した OneDrive アイコンを選び、アクティビティ センターで一時停止アイコンか黄色のボックスを選ぶと再開できます。

OneDriveをリセットします

ここまでで消えないときは、OneDrive をリセットします。「OneDrive をリセットする」には、リセットしてもファイルやデータは失われず、同期の接続が切断されるだけだと書かれています。Windows のデスクトップアプリでの手順は次のとおりです。

  1. Windows キーと R キーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
  2. %localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset を貼り付けて「OK」を押します。
  3. 「Windows では見つかりません」と出た場合は、C:\Program Files\Microsoft OneDrive\onedrive.exe /reset を貼り付けて「OK」を押します。
  4. それでも見つからない場合は、C:\Program Files (x86)\Microsoft OneDrive\onedrive.exe /reset を試します。
  5. 「スタート」の検索ボックスに「OneDrive」と入力し、「OneDrive デスクトップ アプリ」を選んで起動し直します。

リセットのあとはすべてのファイルを同期し直します

公式の手順では、この前に「wsreset.exe」を実行する手順もあります(Microsoft Store が開きますが、無視してよいとされています)。リセット後は OneDrive がすべてのファイルを同期し直します。リセット前に一部のフォルダーだけを同期する設定にしていた場合は、同期の完了後にその設定をやり直す必要があります。

IT女子 アラ美
リセットって聞くとファイルが消えそうで怖いけど、データは残るなら試しやすいね。

ITアライグマ
はい、公式ページでも失われないと書かれています。ただ同期し直すので、終わるまで時間はかかります。

赤いバツが直らないときに確かめること

リセットしても赤いバツが残る場合は、アカウントや容量の側に原因があることがあります。次の点を順に確かめてください。

アカウントのリンクを解除してつなぎ直します

「OneDrive の同期に関する問題を解決する」では、それでも解決しない場合は、OneDrive アカウントのリンクの解除と再リンクを試すよう案内されています。「OneDrive のエラー コードの意味は?」に載っている Windows での手順は、次のとおりです。

  1. 通知領域の OneDrive アイコンを選びます。
  2. 「ヘルプと設定」のアイコンを選び、「設定」を選びます。
  3. 「アカウント」タブを開きます。
  4. 「この PC のリンクを解除」を選び、「アカウントのリンク解除」を選びます。

解除したあとは、OneDrive を起動して同じアカウントでサインインし直します。Mac では「この Mac のリンクを解除」を選びます。

容量が足りていれば次の原因を探します

容量が原因かどうかは、エラーコード「0x8004def7」が出ているかで見分けられます。前の章のとおり、容量を超えると新しいファイルを同期できません。OneDrive の中の不要なファイルを消すか、容量を増やすまで、赤いバツは消えません。容量に余裕があるのに直らない場合は、次の章の「変更の処理中」「同期保留中」の状態になっていないかを見ます。

赤い立ち入り禁止の印ならアカウント側の問題です

「OneDrive アイコンの意味は?」によると、赤い立ち入り禁止のような円は、アカウントがブロックされていることを意味します。この場合はパソコン側の操作では直らず、同じページでは OneDrive アカウントが停止されたときの対処のページが案内されています。

職場や学校のアカウントは管理者の設定も確かめます

「OneDrive と SharePoint の制限事項と制約事項」によると、職場や学校のアカウントでは、管理者が特定の種類のファイルの同期をブロックできます。また、一部の組織では「#」と「%」をファイル名に使えません。会社や学校の OneDrive で特定のファイルだけ赤いバツが消えない場合は、社内の管理者に確かめます。

IT女子 アラ美
会社のパソコンだと、自分では直せない原因もあるってことなんだね。

ITアライグマ
はい、管理者の設定で止められている場合は、問い合わせるのが確実です。

赤いバツと一緒に起きやすい同期の止まり方

赤いバツが消えたあとも、「変更の処理中」や「同期保留中」のまま進まないことがあります。どちらも Microsoft のページに原因と対処が載っています。

「変更の処理中」が続くなら大きなファイルを疑います

「“変更の処理中” で停止する」のページでは、原因と解決策が次のように整理されています。

原因 解決策
OneDrive のファイルを開いている 編集が終わったらファイルを閉じる
多数のファイルを同期している 対応は不要。回線が遅いと時間がかかる
非常に大きなファイル(ZIP、長い動画、Outlook の PST/OST)がある 大きなファイルを OneDrive のフォルダーから移すか、そのフォルダーを同期しない
パスワードを変えた もう一度サインインする

それでも残る場合は、アカウントのリンクを解除してつなぎ直し、OneDrive をリセットするよう案内されています。

「同期保留中」が続くなら隠しファイルと一時ファイルを確かめます

「OneDrive が “同期保留中” で停止する」では、ファイルが見えないのに「同期保留中」と出るときは、隠しファイルの可能性があるとされています。エクスプローラーの「表示」で「隠しファイル」にチェックを入れると表示されます。

TMP ファイルが「同期保留中」のときは、名前を変えて新しい拡張子を付けるか、OneDrive 以外のフォルダーへ移す方法が案内されています。名前を変えられない場合は、ファイルがまだ使われているので、パソコンを再起動してから試します。同じページでは、使われなくなったと確かでない限り、TMP ファイルは削除しないよう勧めています。

OneDriveそのものを使わないなら同期を止める方法もあります

そもそも OneDrive を使っておらず、赤いバツの通知が邪魔なだけという場合は、同期の解除やアンインストールも選べます。手順は「OneDriveをWindows 11から削除する方法:同期解除とアンインストールの手順」にまとめています。

IT女子 アラ美
赤いバツが消えても、まだ止まってる場合があるのは知らなかったよ。

ITアライグマ
はい、アイコンが円形の矢印のまま進まないときは、この章の表を見てください!

よくある質問

OneDriveをリセットするとファイルは消えますか?

消えません。「OneDrive をリセットする」には、パソコンで OneDrive をリセットしてもファイルやデータは失われず、個人用と職場・学校用を含むすべての同期の接続が切断されるだけだと書かれています。リセット後は、OneDrive が完全な同期をやり直します。

Macでも赤いバツは同じ意味ですか?

同じ意味です。「OneDrive アイコンの意味は?」では、Mac の場合はメニューバーの OneDrive アイコンに赤い丸と白い十字が出て、ファイルまたはフォルダーを同期できないことを表すと説明されています。詳細は、メニューバーの OneDrive アイコンを選んで確かめます。

一時停止は何時間まで選べますか?

「OneDrive の同期を一時停止および再開する方法」によると、タスクバーの OneDrive アイコンを右クリックし、2時間、8時間、24時間のどれかを選びます。時間が過ぎると、同期は自動で再開されます。

エクスプローラーのフォルダーにだけ赤いバツが付くのはなぜですか?

フォルダーの中に、同期できないファイルが入っているためです。赤い丸と白い十字はファイルとフォルダーの両方に出るため、フォルダーを開いて、中のどのファイルに印が付いているかを確かめます。見つけたファイルに、この記事の直し方を順に試します。

IT女子 アラ美
Macでも同じ意味なら、家のパソコンが違っても同じ考え方で探せるね。

ITアライグマ
はい、まず問題のファイルを見つけるのは、Windows でも Mac でも同じです。

まとめ

OneDrive の赤い丸と白い×(バツ)は、ファイルまたはフォルダーを同期できないという印です。原因の多くは、ファイルを開いたままにしている、ファイル名に使えない文字がある、容量が足りない、のどれかです。

通知領域の OneDrive アイコンで問題のファイルを確かめ、ファイルを閉じる、名前を変える、OneDrive の外へ移して戻す、の順に試します。それでも消えなければ、OneDrive をリセットし、アカウントのリンクを解除してつなぎ直します。リセットしてもファイルは失われません。

IT女子 アラ美
止まってるファイルを見つけて、原因を一つずつ消していけばいいんだね。

ITアライグマ
はい、そのとおりです。リセットは最後の手段として、上の手順から順に試してください!

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この記事を書いた人

ITアライグマのアバター ITアライグマ ITエンジニア / PM

都内の事業会社で働くPM兼Webエンジニアです(IT業界10年以上、既婚・子持ち)。
スマホや決済アプリ、Wi-Fi、スマートスピーカーなど、身近なITの「困った」を、公式のヘルプやサポート情報で確かめたうえで、原因の切り分けから直し方までまとめています。設定で直らないときは、回線やサービスの見直しも含めて紹介しています。

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