お疲れ様です!IT業界で働くアライグマです!
「外資系企業に興味はあるけれど、英語ができないから無理」と諦めていませんか?
実は、私もかつては「TOEIC 600点台、会話はHelloレベル」の典型的な国内SIerエンジニアでした。しかし、正しい戦略で学習を進め、マインドセットを変えるだけで、英語力はキャッチアップ可能です。
そして何より、英語の壁を超えた先には、年収ベースで1.5倍〜2倍の世界が待っています。国内市場が縮小する中で、グローバルに働けるスキルセットを持つことは、最強のリスクヘッジになります。
読者の悩みと背景の整理:英語力と年収の相関
「技術には自信があるが、英語面接などを想像すると尻込みしてしまう」
「今の現場で英語を使う機会がなく、必要性を感じつつも学習が後回しになっている」
そんな悩みを抱えるエンジニアは多いです。しかし、客観的なデータを見ると、英語力は最もROI(投資対効果)の高いスキルと言えます。
国内SIerや一般的なWeb企業(TOEIC 400〜600点層)と比較して、ビジネスレベルの英語を求められる外資系企業やグローバルテック企業では、ベースの年収レンジが大きく跳ね上がります。これは「英語ができるから偉い」のではなく、「アクセスできる情報の質と量、そして市場(マーケット)の広さ」が段違いだからです。
例えば、AWSやGCPの最新ドキュメントはまず英語で公開されます。日本語訳が出る頃には、世界中のエンジニアはすでにその技術を試し、知見を共有し終わっています。この「情報のタイムラグ」が、そのまま「技術力の差」となり、そして「年収の差」となって現れるのです。
また、レガシーな環境で身についた力は、モダンな環境でも活きていたという記事でも触れましたが、SIerで培った「ドキュメント作成能力」や「調整力」は、英語という武器を得ることで、グローバルプロジェクトのPjM(プロジェクトマネージャー)としての強力なスキルセットに化けます。
IT女子 アラ美ケーススタディ1:失敗パターン(資格偏重の罠)
まず、多くのエンジニアが陥りがちな「失敗パターン」を紹介します。それは「TOEICの点数を上げることを目的にしてしまう」ケースです。
Before: 点数は高いが話せない
- 休日をすべてTOEIC対策の文法ドリルに費やす
- 単語帳の暗記に終始し、実際の技術ドキュメントを読まない
- 「800点取ってから転職活動をしよう」と先延ばしにする
Why: 目的の不一致
これらは一見努力しているように見えますが、エンジニアのキャリアアップという観点では遠回りです。
外資系の現場で求められるのは、「正しい文法で話す能力」ではなく、「技術的な事象を正確に伝え、ブロックを取り除く能力」だからです。
例えば、システム障害が発生した際、「I am sorry to trouble you…」と丁寧に謝罪するよりも、「Server Down. Error 500. Investigating DB logs now.」と事実を端的に伝える方がプロフェッショナルとして評価されます。TOEICの高得点者は、この「端的に伝える」訓練が不足していることが多く、面接で「英語は綺麗だが、何を言っているかわからない」と判断されてしまうことがあります。
以前紹介した未経験からWebエンジニアへの転職戦略のポートフォリオと同様、英語も「何ができるか」を示す成果物が必要です。



データで見る:英語レベルとエンジニア平均年収の相関
ここで、具体的な目標設定のために、英語レベルと年収の相関を見てみましょう。


グラフから分かるように、TOEIC 600点(基礎レベル)から800点(業務レベル)へのステップアップで、平均年収は約300万円上昇します。さらに900点以上や流暢レベルに達すると、1000万円の大台を容易に超えてきます。
これは、国内企業のエンジニアが「技術力」だけで年収を上げようとする場合と比較して、圧倒的に効率が良いことを示唆しています。同じ技術レベルでも、英語ができるだけで市場価値が跳ね上がるのです。
実は、エンジニア転職の面接で「年収100万アップ」を勝ち取るための逆質問戦でも触れたように、給与交渉においても「英語ができる」という事実は、他の候補者と差別化する最強のカードになります。



ケーススタディ2:うまくいったパターン(技術軸アプローチ)
逆に、短期間で外資系への転職を成功させたエンジニアに共通するのは、「英語を技術の一部として扱う」というアプローチです。
Action: 技術キャッチアップに英語を組み込む
- Input: 公式ドキュメントやStack Overflowを、翻訳ツールを使わずに読む習慣を導入し、一次情報に触れる時間を増やす。
- Output: GitHubのIssueやPRを英語で書く習慣を採用し、DeepL等の翻訳結果を貼り付けるのではなく、自分で組み立ててから確認する。
- Environment: スマホやPCの言語設定をEnglishに変更し、日常的に目にする単語を英語化する。
Result: 自然な技術英語の習得
彼らは「英語の勉強」という時間を別途設けるのではなく、「技術キャッチアップの過程で英語を使う」ように生活を設計していました。
これにより、「IT現場で使われる語彙」が自然と身につき、面接でも「技術的なディスカッション」ができるようになります。
例えば、「Deploy」や「Rollback」、「Latency」といった技術用語は、日本語でも使いますが、英語の文脈でどう使われるか(動詞なのか名詞なのか)を肌感覚で理解できるようになります。
また、『技術力はあるのに評価されない』を防ぐアウトプット戦略でも述べたように、GitHubでの英語コミットや、英語記事のZenn/Qiitaへの翻訳投稿(許可を得て)などは、それ自体が強力なアピール材料になります。



具体的な行動ステップ:TOEIC 600点からのロードマップ
では、具体的に明日から何をすべきか。TOEIC 600点(基礎レベル)のエンジニアが、外資系で通用するレベルを目指すための3ステップロードマップです。
- Reading浸け(〜1ヶ月):情報の一次取得
業務で読むドキュメントの一次情報(英語)を読みに行く習慣をつけます。Chrome拡張の辞書ツール(Mouse Dictionaryなど)を活用し、カーソルを合わせるだけで意味が出る状態にし、とにかく「英語で技術を読む」抵抗をなくします。最初は辛いですが、技術用語はパターンが決まっているため、1ヶ月で慣れます。 - Listening & Shadowing(〜3ヶ月):技術英語の耳を作る
YouTubeで「React Conf」や「AWS re:Invent」などの技術カンファレンス動画を見ます。最初は字幕付きで良いので、ネイティブが使う「技術用語の発音」と「つなぎ言葉(Basically, Actually, In terms of…)」を耳に馴染ませます。聞いた音をそのまま真似して発音するシャドーイングを行うと、リスニング力が飛躍的に向上します。 - Speaking実践(3ヶ月目〜):面接シミュレーション
オンライン英会話(CamblyやDMM英会話など)で、「自分の職務経歴」を英語で話す練習をします。これはそのまま面接対策になります。「I worked on…」「I solved problem X by using…」といった定型表現を自分のものにします。
このプロセスと並行して、ハイクラス向けの転職エージェントに登録し「今の自分のスキルセットで狙える外資系求人」を確認することも重要です。意外と「英語力不問(入社後学習でOK)」の求人や、「技術力重視」の求人も存在します。市場の温度感を知ることで、学習のモチベーションも維持できます。
詳しくは、テックリードへのキャリアアップ戦略:年収1000万を超えるエンジニアの条件も参考に、どのスキルセットを伸ばすべきかを見極めてください。
さらなる年収アップやキャリアアップを目指すなら、ハイクラス向けの求人に特化した以下のサービスがおすすめです。
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まとめ
英語力は、一度身につければ一生使える最強のレバレッジスキルです。
- 「完璧な英語」を目指さず、「技術を伝える英語」を目指す
- 技術ドキュメントの原文精読から始める
- 英語学習そのものをキャリア戦略の一部と捉える
まずは今日、スマホの言語設定を英語に変えるところから始めてみてください。その小さな一歩が、グローバルキャリアへの入り口です。
もし一人での学習に限界を感じたら、私たちのようなキャリアパートナーに相談して、キャリアの棚卸しをしてみるのも良いでしょう。













