お疲れ様です!IT業界で働くアライグマです!
「光回線なのに遅い」「マンションに住んでから夜になるとネットが重い」「ルーターを替えたほうがいいのか、プロバイダが悪いのか分からない」と困っていませんか。速度が遅い原因は家の中の機器から建物の設備、回線の契約まで幅があり、どこから手を付ければよいか迷うものです。
この記事では、原因の見分け方、自分でできる直し方、直らないときに確かめる契約まわり、マンションで知っておきたい制限の順に説明します。内容は2026年11月4日に、NTT東日本の「インターネットの回線速度が遅い?目安と7つの対処方法を解説!」と「通信速度の改善ポイント」、NTT西日本の「光回線の平均通信速度は?必要な速さと速度の調べ方、遅い時の対策を紹介」などの公式ページで確かめました。どれもNTTのフレッツ光を前提にしたページですが、フレッツ光の回線を使う光コラボ(ドコモ光やソフトバンク光など)にも当てはまる内容が中心です。
光回線が遅い原因は家の中の機器・マンションの配線・接続方式に分かれます
「回線が悪い」と決めつける前に、どこで速度が落ちているかを切り分けるのが近道です。原因は大きく、家の中の機器、マンションの配線方式、接続方式と混雑の3つに分かれます。
まず速度を測り、遅いのが全部の端末かを確かめます
NTT東日本のコラムは、Googleで「スピードテスト」と検索すると出る「インターネット速度テスト」の欄で、「速度テストを実行」を押して測る方法を紹介しています。NTT東日本は、フレッツ網から端末までの速度を測れる「サービス情報サイト(速度測定)」も用意しています(通信速度の改善ポイント)。
測った数字は、使い方ごとの目安と比べます。NTT東日本のコラムが挙げる目安は次のとおりです。
| 使い方 | 理想の速度 | 最低限の目安 |
|---|---|---|
| 動画の視聴 | 25Mbps以上(4Kなどの高画質) | 標準的な解像度で3Mbps程度 |
| Web会議・動画配信 | 15Mbps以上 | 上り・下りとも3Mbps以上 |
| オンラインゲーム | 100Mbps以上 | 上り・下りとも30Mbps |
| Webサイトの閲覧 | 10Mbps以上 | テキスト中心なら下り1Mbps以上 |
| メール・チャット | 1Mbps以上 | テキストのみなら下り128Kbps以上 |
できれば、スマホとパソコンなど2台以上で測ってみてください。ほかの端末では速度が出るのに特定の端末だけ遅いなら、端末側の問題の可能性が高いと、NTT西日本の記事も書いています。
パソコンの性能やセキュリティソフトで遅くなることがあります
NTT東日本の「通信速度の改善ポイント」によると、パソコンの処理速度やメモリー容量、ハードディスクのアクセススピードが原因で、ブラウザーの表示が遅くなることがあります。回線は速いのに、パソコンのほうが追いついていない状態です。セキュリティソフトなどの常駐プログラムも、届いたデータと送るデータを常にチェックしているので、通信速度に影響することがあります。
Windows MEやWindows XPのようにメーカーのサポートが終わったOSを使っているなら、最新のOSを載せたパソコンへの買い替えも勧められています。
Wi-FiやLANケーブル・ルーターの規格が古いと100Mbpsで頭打ちになります
家の中の機器のどれか1つでも古い規格だと、そこで速度が止まります。NTT東日本は次の例を挙げています(通信速度の改善ポイント)。
- ルーター、ハブ、LANケーブル、LANカードのどれかが10BASE-Tまたは100BASE-TXにしか対応していなければ、最大通信速度は10Mbpsか100Mbpsになります。
- Wi-Fiの古い規格の「IEEE802.11a」「IEEE802.11b」「IEEE802.11g」は、最大通信速度が100Mbpsを下回ります。
- Wi-Fiの規格は、ルーターなどの親機だけでなく、パソコンなどの子機の規格も同じように影響します。
ルーターのファームウェア(機器を動かすソフト)が最新でない場合も、通信速度に影響することがあります。
マンションはVDSL方式だと最大概ね100Mbpsです
マンションでは、建物の共用部分から各部屋までの配線方式で速度の上限が変わります。NTT東日本のコラムは、配線方式を次の3つに分けて説明しています。
| 配線方式 | 各部屋までの配線 | 速度への影響 |
|---|---|---|
| 光配線方式 | 光回線 | 同じ時間帯に集中して使う環境でなければ、速度の低下はほぼ起きにくい |
| LAN配線方式 | LANケーブル | 設備やLANケーブルのカテゴリが古いと、最大通信速度が落ちる場合がある |
| VDSL方式 | 電話回線 | 光回線より最大通信速度が低く、回線混雑などの影響も受けやすい |
NTT東日本の「フレッツ 光ネクスト マンションタイプの提供条件」では、マンションタイプの最大通信速度は下り・上りとも最大概ね100Mbpsです。さらにVDSL方式は、建物内の設備の状況やほかの回線との干渉で、速度が落ちたり使えなくなったりすることもあります。
夜など混む時間帯はPPPoE方式だと遅くなりやすいです
光回線のインターネット接続には、PPPoE方式とIPoE方式があります。NTT西日本の記事によると、PPPoE方式は従来の方式で、ネットワーク終端装置(NTE)を必ず通るため、利用が集中すると混雑が起きやすい傾向があります。IPoE方式はこのNTEを通らないので、混雑が起きにくいのが特徴です。
家の外の混雑も影響します。曜日や時間帯でインターネット上の経路が混んだり、見ているWebサイトにアクセスが集中したりすると、速度が上がらないことがあります(通信速度の改善ポイント)。
IT女子 アラ美光回線が遅いときに自分でできる直し方
契約を変える前に、お金をかけずに試せることから始めましょう。再起動、ルーターの置き場所、有線での切り分け、ケーブルとファームウェアの順に見ていきます。
最初に機器を再起動します
Wi-Fiルーターなどの機器は電源を入れっぱなしで使うことが多く、長く使っていると本体が熱を持つことがあります。NTT西日本の記事は、まず再起動を試すよう勧めています。フレッツ光の場合の手順は次の5ステップです。
- 配線の抜け・緩みがないか確認します。
- 電源プラグを抜きます。
- 10秒ほど待ってから電源プラグをつなぎます。
- ランプの状態を確認します(2分ほど待ちます)。
- インターネットに接続できるか確認します。
機器によって再起動のしかたが違うこともあるので、取扱説明書もあわせて確認してください。
Wi-Fiルーターの置き場所を変えます
ルーターをどこに置いているか、思い出してみてください。NTT西日本の記事は、次の3つに当てはまるなら設置場所を変えるよう勧めています。
- 部屋の角や壁の近くに置いている
- 電子レンジや無線キーボードなど、電波を出す機器の近くに置いている
- 床などの低いところに置いている
NTT東日本の「提供条件」にも、電波を通しにくい遮へい物がある場合や、同じ無線周波数帯を使う機器がある場合は、通信速度が大幅に下がることがあると書かれています。アレクサ(Echo)のように特定の機器だけWi-Fiが不安定なときは「アレクサがWi-Fiにつながらない・すぐ切れるときの直し方」も参考にしてください。
一度パソコンを有線LANでつなぎ、Wi-Fiが原因か切り分けます
Wi-Fiが怪しいと感じたら、一度パソコンをLANケーブルでルーターに直接つないで測ってみましょう(通信速度の改善ポイント)。有線で速いならWi-Fi側、有線でも遅いなら回線や契約側に原因があると絞り込めます。
LANケーブルはカテゴリー5e以上、機器は1000BASE-T対応にします
有線でつなぐときは、LANケーブルとLANポートの規格も見ておきます。100Mbpsを超える速度に対応しているかどうかは、次のように分かれます(NTT東日本)。
| 種類 | 100Mbpsを超える速度に対応していない | 100Mbpsを超える速度に対応している |
|---|---|---|
| LANケーブル | カテゴリー5 | カテゴリー5e・カテゴリー6・カテゴリー7 |
| LANの規格 | 10BASE-T・100BASE-TX | 1000BASE-T |
パソコンのLANポートが1Gbpsに対応しているかは、仕様表の「通信機能」「外部インターフェイス」「LAN」「ネットワークコントローラー」などの欄で確かめます。対応していれば「1000BASE-T」「1000Mbps」「1Gbps」などと書かれています。Wi-Fiで100Mbpsを超える速度を使うには、親機・子機とも「IEEE802.11n」「IEEE802.11ac」に対応したものを用意するよう案内されています。
ルーターのファームウェアを最新にします
ルーターを何年も使っているなら、ファームウェアが古いままかもしれません。最新にすると通信速度が改善されることがあるので、メーカーやプロバイダから更新の案内が届いていれば更新しておきましょう。操作は機器ごとに違うため、メーカーの案内に従ってください。



光回線が直らないときはプロバイダと契約を確かめます
家の中の機器を見直しても遅いままなら、原因は契約している接続方式やプロバイダにあるかもしれません。ここからは契約まわりで確かめることを説明します。
プロバイダがIPv6(IPoE)に対応しているかを確かめます
機器を見直しても夜など混む時間帯だけ遅いなら、次は接続方式です。IPv6接続を提供しているかはプロバイダによって異なります。IPv6で接続すると混雑の影響を受けにくくなるので、いまのプロバイダが対応していなければ見直しを検討する価値があります(NTT東日本のコラム)。
コラムの「プロバイダの見直し」の項からは、フレッツ 光ネクスト・フレッツ 光クロスそれぞれの、IPoEに対応したプロバイダとPPPoEに対応したプロバイダの一覧に進めます。いまのプロバイダが対応していても、IPv6(IPoE)を使うにはオプションの申し込みや対応したルーターが必要な場合があるため、契約しているプロバイダの案内を確かめます。
回線とプロバイダが別契約なら、プロバイダの変更で速くなることがあります
NTT西日本の記事は、回線事業者とプロバイダーが別契約の場合は、プロバイダーを変更することで回線速度が改善する場合があるとしています。最大通信速度が速いプラン(1Gbpsから10Gbpsなど)に変えると改善することもありますが、端末やLANケーブルなどの環境によっては速度が上がらないため、プランを変える前に家の中の機器に問題がないかを確かめるよう注意されています。
NTT東日本のコラムも、対処の一つに10ギガの回線サービス(NTT東日本の「フレッツ 光クロス」と、それを元に光コラボ事業者が提供するサービス)への乗り換えを挙げています。
フレッツ光や光コラボからは、工事なしで乗り換えられる場合があります
フレッツ光の回線を使う光コラボ(光回線とプロバイダが一体になったサービス)に移るときは、いまの回線をそのまま使える仕組みがあります。DTI 光の「ご注意事項」では、次のように説明されています。
- 転用: NTT東日本・西日本の「フレッツ光」を使っている人は、その回線をDTI 光に転用できます。
- 事業者変更: ほかの光コラボ事業者の光回線を使っている人は、新たに工事をせずにDTI 光に変更できます。
ただし、乗り換える前に、いまの契約の解約金や工事費の残りは必ず見ておきましょう。DTI 光の同じページにも、事業者変更で最低利用期間内に解約すると契約解除料が発生する場合があると書かれています。



DTI 光は、フレッツ光の回線とプロバイダがセットになった光回線よ。IPv6(IPoE)接続サービスは無料のオプションで、対応機器とMyDTIからの申し込みが必要なの。契約期間の縛りがなく、転用・事業者変更なら6カ月間、月額料金が550円引きになるわ(2026年11月4日時点)
光回線のインターネット接続サービス【DTI 光】
故障が疑われるときはWeb113やプロバイダに問い合わせます
自分で試せることをやり尽くしたら、契約しているプロバイダや回線事業者に相談するのも一つの方法です(NTT東日本のコラム)。NTT東日本のフレッツ光なら、「Web113 NTT東日本故障受付」から問い合わせができ、故障の場合は手配までの手続きもできると案内されています。



マンションで光回線を速くしたいときに知っておくこと
マンションでは、自分の部屋の機器だけでは越えられない上限があります。ルーターを買い替える前に、次の点を知っておくと無駄な出費を避けられます。
1Gbpsのマンション向けタイプは光配線方式の建物だけです
NTT東日本の「フレッツ 光ネクスト マンション・ハイスピードタイプ/マンションタイプの提供条件」では、マンション向けのタイプごとの最大通信速度は次のとおりです。
| タイプ | 下りの最大速度 | 上りの最大速度 | 配線方式の条件 |
|---|---|---|---|
| ギガマンション・スマートタイプ | 最大概ね1Gbps | 最大概ね1Gbps | 光配線方式のみ |
| マンション・ギガラインタイプ | 最大概ね1Gbps | 最大概ね1Gbps | 光配線方式のみ |
| マンション・ハイスピードタイプ | 最大概ね200Mbps | 最大概ね100Mbps | 光配線方式のみ |
| マンションタイプ | 最大概ね100Mbps | 最大概ね100Mbps | 記載なし |
VDSL方式についての注意書きがあるのはマンションタイプです。建物がVDSL方式なら、部屋のルーターやLANケーブルを新しくしても、最大概ね100Mbpsの上限は変わりません。建物の配線方式の調べ方は、確かめた公式ページには書かれていませんでした。NTT東日本は、Web・電話・チャットで問い合わせを受け付けています。
100Mbpsを超える速度には1Gbps対応の機器が要ります
光配線方式の建物に住んでいても、安心はできません。同じ提供条件のページによると、100Mbpsを超える速度で使うには、1Gbpsに対応したLANケーブルやパソコンなどが必要です。前の章で説明したLANケーブルやLANポートの規格が古ければ、速度はそこで止まってしまいます。
IPv6(IPoE)で速くなるのはIPv6に対応したサイトとの通信です
IPv6(IPoE)にすれば、どのサイトでも速くなるわけではありません。提供条件のページによると、マンション・ハイスピードタイプでIPv6 IPoEの通信を使うと下りは最大概ね1Gbpsになりますが、それはIPv6アドレスに対応したWebサイトの閲覧など、IPv6 IPoEでの通信に限られます。Webサイトの中には、IPv6に対応していないものもあります。
光回線は最低通信速度が保証されていません
「最大1Gbps」と書かれていても、いつも1Gbps出るわけではありません。NTT東日本の「通信速度の改善ポイント」によると、フレッツ 光ネクストはベストエフォート型のサービスで、最大概ね1Gbpsは技術規格上の最大値です。実際の速度を示すものではなく、最低通信速度も保証されていません。フレッツ光の回線を使うDTI 光も、「ご注意事項」でベストエフォート型のサービスだと説明しています。



よくある質問
夜だけ光回線が遅くなるのはなぜですか?
曜日や時間帯によってはインターネット上の経路が混むことがあり、時間をおいてからアクセスすると改善することがあります(通信速度の改善ポイント)。毎晩のように遅いなら、PPPoE方式の混雑の影響も考えられます。プロバイダがIPv6(IPoE)に対応しているか、一度見ておきましょう。
セキュリティソフトを止めれば速くなりますか?
常駐プログラムが通信速度に影響することはありますが、確かめた公式ページには、設定を変える手順やソフトの名前は書かれていませんでした。セキュリティソフトはパソコンを守るためのものです。止める前に、そのソフトのメーカーの案内を見てください。
10ギガの光回線に変えれば必ず速くなりますか?
必ず速くなるとは限りません。端末やLANケーブルが古いままだと、回線だけ速くしても速度は上がらないため、NTT西日本の記事はプランを変える前に家の中の環境を確かめるよう注意しています。DTI 光の公式ページによると、最大速度10ギガは一部エリアでの提供で、10ギガのプランには対応した接続機器も必要です。
スマホのモバイル通信が遅いのも同じ原因ですか?
光回線とは別の原因のことがあります。スマホやポケットWi-Fiの通信が遅いなら、まず速度制限がかかっていないかを見てください。NTT東日本のコラムによると、速度制限がかかったら、データを追加購入するか、制限が解消されるまで待つしかありません。



まとめ
光回線が遅い原因は、パソコンやWi-Fi・LANケーブル・ルーターなど家の中の機器、マンションの配線方式、混む時間帯に影響を受けやすいPPPoE方式の接続に分かれます。まず複数の端末で速度を測り、機器の再起動、ルーターの置き場所の見直し、有線LANでの切り分け、カテゴリー5e以上のLANケーブルや1000BASE-T対応の機器への交換、ファームウェアの更新を試します。
それでも遅いときは、プロバイダがIPv6(IPoE)に対応しているかを確かめ、対応していなければプロバイダや回線の乗り換えを考えます。マンションのVDSL方式は最大概ね100Mbpsが上限なので、機器を買い替える前に建物の配線方式を確かめます。故障が疑われるときは、Web113や契約しているプロバイダに問い合わせます。












