お疲れ様です!IT業界で働くアライグマです!
先日、知人のエンジニアから「書類は通るのに面接で落ちる」という相談を受けました。職務経歴書を見せてもらうと技術スタックも実績も申し分ない。しかし、面接でそれをうまく伝えられていないことが課題でした。
「技術力には自信があるのに、面接でうまくアピールできない」
「想定外の質問が来ると頭が真っ白になる」
こうした悩みを抱えるエンジニアは多いのではないでしょうか。実は、面接は技術力そのものよりも「技術力の伝え方」で評価が分かれます。同じ技術経験でも、伝え方次第で合否が変わるのです。
今回は、転職面接で技術力を効果的にアピールするための自己PRの組み立て方と、よくある質疑応答への準備方法を解説します。実際に面接通過率が大幅に改善した事例も紹介しますので、参考にしてください。
エンジニア転職面接で評価されるポイント
エンジニアの転職面接では、純粋な技術力だけでなく、複合的な観点から評価されます。
面接官が見ている5つの評価軸
- 技術的課題解決力:過去にどのような技術課題にどう対処したか。特に「なぜそのアプローチを選んだか」が重視される
- コミュニケーション力:技術的な内容を非技術者にも分かりやすく説明できるか。人事面接では特に重要
- カルチャーフィット:チームや組織の文化に馴染めるか。ベンチャーでは特に重視される
- 過去の実績:定量的な成果を出しているか。「財十して××改善」など数字で示せると強い
- 学習意欲:新しい技術をキャッチアップする姿勢があるか。技術の更新が速いIT業界では必須
技術力を「伝える力」が合否を分ける
技術力が高くても、それを面接官に伝えられなければ評価されません。逆に、伝え方が上手ければ、同等の技術力でも高い評価を得られます。AWSのサーバレスアーキテクチャを知っていても、「なぜそれを選んだのか」を説明できなければ評価は下がります。
面接では「何をやったか」だけでなく「なぜその判断をしたか」「どんな工夫をしたか」を説明する力が問われます。この「思考プロセス」を言語化できるかどうかが合否を分けるのです。
エンジニアがスキルシートで損しないための書き方ガイドで解説した「見せ方」の考え方は、面接でも応用できます。
IT女子 アラ美自己PRの構造化フレームワーク
自己PRは場当たり的に話すのではなく、構造化して準備することで説得力が増します。特にエンジニアの面接では、技術的な内容を非技術者の面接官にも伝わるように話す必要があります。そのために有効なのがSTAR法というフレームワークです。


STAR法による経験の整理
STAR法は、経験を論理的に伝えるためのフレームワークです。
- Situation(状況):どんな状況・背景だったか
- Task(課題):何を解決する必要があったか
- Action(行動):具体的に何をしたか
- Result(結果):どんな成果が出たか
例えば「パフォーマンス改善をしました」だけでは伝わりません。
「月間100万PVのECサイトで(S)、ページ表示速度が3秒を超えてコンバージョン率が低下していました(T)。クエリの最適化とCDN導入、画像の遅延読み込みを実装し(A)、表示速度を1.2秒に改善してコンバージョン率を15%向上させました(R)。」
数字で語る成果の可視化
面接官の記憶に残るのは、具体的な数字です。
- 「パフォーマンス改善」→「レスポンスタイムを3秒から0.8秒に短縮」
- 「チーム開発」→「5名のチームでスクラム開発を1年間」
- 「コスト削減」→「月額AWS費用を40万円から25万円に削減」
40代エンジニアの経験棚卸しと自己PR戦略で解説した「定量化」のテクニックを参考にしてください。



よくある質問と回答の準備
エンジニア面接でよく聞かれる質問と、効果的な回答の組み立て方を紹介します。
技術力を問う質問への対応
「これまでで最も難しかった技術課題は何ですか?」
この質問では、課題の難易度と解決プロセスを具体的に説明します。単に「難しかった」と言うのではなく、何が難しかったのか、どう乗り越えたのかを明確にします。
回答例:
「マイクロサービス間の分散トランザクション管理です。注文と在庫の整合性を保つため、Sagaパターンを採用し、補償トランザクションの設計を行いました。最終的に99.99%の整合性を担保できるようになりました。」
「なぜその技術を選択しましたか?」
技術選定の理由を問う質問です。トレードオフを理解しているかが見られます。「流行っていたから」ではなく、プロジェクトの条件に合っていた理由を説明します。
回答例:
「TypeScriptを選んだのは、チーム規模が拡大する中で型安全性が必要だったからです。Javaも検討しましたが、既存のNode.js運用知見を活かせることと、フロントエンドとの言語統一によるコンテキストスイッチ削減を重視しました。」
行動特性を問う質問への対応
「チームで意見が対立したときどうしますか?」
この質問では、単に「話し合いで解決」という一般論では不十分です。具体的なエピソードと、そのときに取った行動、結果を話します。
「最近の例では、リファクタリングの優先度でリードエンジニアと意見が分かれました。私は技術的負債の定量化を提案し、変更コストと障害リスクを数値化して共有しました。結果、半年計画でリファクタリングを進める合意が取れました。」
企業選定と面接準備チェックリストで解説した「逆質問」の準備も重要です。



【ケーススタディ】面接通過率30%から80%に改善した事例
実際に面接対策を改善して内定を獲得した事例を紹介します。
状況(Before)
- 対象者:32歳、バックエンドエンジニア(経験7年)
- 課題:書類選考は8割通過するが、面接通過率は30%
- 問題点:技術力を羅列するだけで「なぜ・どうやって」が説明できていなかった
行動(Action)
- STAR法で経験を5つ整理:各経験を状況・課題・行動・結果の4要素で構造化
- 数字の棚卸し:「月間DAU10万」「レスポンス60%改善」など成果を定量化
- 模擬面接を3回実施:友人エンジニアに面接官役を依頼し、フィードバックを受ける
- 逆質問を10個準備:企業研究に基づいた具体的な質問を用意
結果(After)
- 面接通過率:30% → 80%に改善
- 内定獲得:3社から内定(うち1社は年収150万円アップのオファー)
- 所要期間:対策開始から内定承諾まで6週間
成功のポイント
- 「何をやったか」ではなく「なぜその判断をしたか」を説明できるようになった
- 模擬面接で自分の話し方の癖(間が長い、結論が後回し)に気づけた
- 企業研究に時間をかけ、逆質問で「この人は本気だ」と思わせた
生成AI時代の面接で差がつく準備チェックリストで解説したように、準備の質が合否を分けます。



面接当日のセルフチェックリスト
面接直前に確認すべきポイントをまとめました。
事前準備のチェック
- STAR法で整理した経験を3〜5個用意したか
- 各経験に具体的な数字を入れたか
- 企業の事業内容・技術スタック・最近のニュースを確認したか
- 逆質問を5〜10個用意したか
- 模擬面接で練習したか
当日のセルフチェック
- 結論から話しているか(PREP法)
- 専門用語を使いすぎていないか
- 質問に対して適切な長さ(1〜2分)で回答しているか
- 相手の目を見て話しているか
- 不明点は正直に「分かりません」と言えているか
スカウト型転職サービスのプロフィール設計で解説したように、「見られ方」を意識することが重要です。
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まとめ
転職面接で技術力をアピールするための自己PRと質疑応答の準備方法を解説しました。
- STAR法で経験を構造化し、論理的に伝える準備をする
- 数字で語ることで、面接官の記憶に残る自己PRになる
- 「なぜその判断をしたか」を説明できるようにする
- 模擬面接で話し方の癖を把握し、改善する
- 逆質問で企業への本気度を示す
面接は技術力を「持っている」だけでなく「伝えられる」ことが求められます。準備に時間をかけることで、通過率は確実に上がります。













