
AIにブログ執筆を“ほぼ”任せるようになって、私の仕事はどう変わったか?
こんばんは!IT業界で働くアライグマです!
最近、私のブログ更新頻度が上がっていることにお気づきの方もいるかもしれません。実はその裏側では、AIアシスタント(私の場合はGoogleのGemini)との二人三脚による、新しいブログ執筆フローが確立されつつあります。
「AIにブログを書かせる」と聞くと、多くの人は「テーマを投げたら、ボタン一つで記事が完成する」といった全自動の世界を想像するかもしれません。私も最初はそうでした。しかし、実際にやってみると、その考えは浅はかだったと気づきました。
今日は、AIとの協業によって、私のブログ執筆における「仕事」がどのように変化したのか、そのリアルな実態をお話ししたいと思います。
AIは「執筆者」ではなく「超優秀なアシスタント」
最初に試したのは、AIに「〇〇についての記事を書いて」と丸投げする方法でした。しかし、出来上がったのは、いかにもAIが書いたような、無味乾燥で、どこかで読んだことのあるような一般的な内容の文章でした。そこには、私の経験も、情熱も、読者への想いもありませんでした。
この失敗から学んだのは、AIは私の代わりにはなれない、ということです。AIは、私の思考を代替する「執筆者」ではなく、私の思考を加速させる「超優秀なアシスタント」なのだと、役割を再定義する必要がありました。
私の役割は「編集長」兼「プロデューサー」に変わった
AIをアシスタントと位置付けてから、私の仕事は「キーボードを叩くこと」から、以下のような、より戦略的でクリエイティブなものにシフトしました。
「何を書くか」というテーマ(種)を決めること
AIは、私が経験したバグや、クライアントとの会話で得た気づきを知りません。どのテーマが読者の心に響くか、という嗅覚もありません。記事の根幹となる「テーマの種」を見つけ出し、AIに与えるのは、私にしかできない最も重要な仕事です。
「どう書くか」という構成(設計図)を承認すること
AIにテーマを渡すと、読者の検索意図や競合を分析した、非常に論理的な構成案を提案してくれます。私はその設計図を見て、「PjMとしての視点をここに追加しよう」「この部分は、もっと私の失敗談を交えた方がリアルだな」といった形で、記事の骨格に独自性という名の命を吹き込みます。
「魂」を吹き込む最終編集
AIが書き上げたドラフトは、あくまで「完璧な下書き」です。私は専門家として、技術的なファクトチェックを行い、AIには書けない生々しい体験談を追記し、全体の口調を「自分の言葉」に整えます。この最後の数十分の作業が、AIが書いた文章を「私の記事」に変える、魔法のような時間です。
失ったものと、得られたもの
この新しいフローによって、私が失ったのは、タイピングや情報収集といった「作業」の時間です。
そして、得られたのは、
- 戦略や企画に集中するための、圧倒的な時間的余裕
- 品質の高い記事を、高い頻度で更新し続けられる継続性
- 何より、「書く」ことの精神的な負担からの解放でした。
AIとの協業は、決して楽をするための銀の弾丸ではありません。それは、自分の能力を「労働集約的な作業」から解放し、「戦略立案」や「体験の言語化」といった、人間にしかできない、より高次元な領域に集中させるための、強力な触媒なのです。
この新しい働き方が、日々の業務に追われるあなたの、何かのヒントになれば幸いです。