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Claude Codeを使った開発が主流になりつつある中、「今どれくらいコンテキストを使っているのか分からない」「エージェントが何をしているのか見えない」という悩みを持つエンジニアは多いのではないでしょうか。コンテキストウィンドウの制限を超えて突然動作がおかしくなったり、長時間のタスクで進捗が分からなくなったりした経験はありませんか?
そんな課題を解決するのが、GitHub で1,700スター以上を獲得しているclaude-hudです。本記事では、claude-hud の導入から実践的な活用法まで、PjM視点でのプロジェクト管理への応用も含めて解説します。公式リポジトリ(jarrodwatts/claude-hud)を参照しながら、実際の導入手順をステップバイステップで紹介します。
claude-hudとは何か
claude-hud は、Claude Code の作業状況をリアルタイムで可視化するオープンソースのプラグインです。主に以下の4つの情報をダッシュボード形式で表示します。
- コンテキスト使用量:現在どれくらいのトークンを消費しているか
- アクティブツール:現在実行中のツール(ファイル編集、検索、ブラウザ操作など)
- エージェント状態:サブエージェントの実行状況と進捗
- TODO進捗:タスク管理ファイルの完了状況
これらの情報がリアルタイムで更新されることで、Claude Code の「ブラックボックス感」を解消し、開発者がより適切なタイミングで介入できるようになります。なお、MCP(Model Context Protocol)を活用した拡張機能開発については、smart-coding-mcpでAIアシスタントにセマンティックコード検索を追加するの記事も参考にしてください。
IT女子 アラ美claude-hudの導入手順
claude-hud の導入は非常にシンプルです。Node.js環境があれば、数分でセットアップが完了します。以下の手順に従って導入を進めましょう。
前提条件の確認
- Node.js 18以上:最新のLTS版を推奨
- Claude Code:公式のVS Code拡張機能がインストール済み
- Git:リポジトリのクローン用
インストール手順
# リポジトリをクローン
git clone https://github.com/jarrodwatts/claude-hud.git
cd claude-hud
# 依存関係をインストール
npm install
# ビルドと起動
npm run build
npm start
起動後、ブラウザで http://localhost:3000 にアクセスすると、ダッシュボードが表示されます。Claude Code と連携するには、VS Code の設定で claude-hud のエンドポイントを指定する必要があります。


Claude Codeとの連携設定
VS Codeの settings.json に以下の設定を追加します。
{
"claude.hud.enabled": true,
"claude.hud.endpoint": "http://localhost:3000/api"
}
設定を保存してVS Codeを再起動すると、Claude Code の作業状況がリアルタイムでダッシュボードに反映されます。
設定を保存してVS Codeを再起動すると、Claude Code の作業状況がリアルタイムでダッシュボードに反映されます。なお、今回はClaude専用のツールを使いますが、一般的なローカルLLMとの連携についてはCursorでローカルLLMを使う完全ガイドでも解説しています。



claude-hudの実践的な活用シナリオ
claude-hud を導入したら、次は実際の開発ワークフローにどう組み込むかを考えましょう。以下に、プロジェクトで効果的だった3つの活用シナリオを紹介します。
コンテキスト使用量の監視と最適化
Claude Code で大規模なリファクタリングを行う場合、コンテキストウィンドウの80%を超えると精度が低下しやすくなります。claude-hud のダッシュボードを確認しながら、70%を超えた時点でタスクを分割するのが効果的です。
具体的には、以下のようなルールを設けています。
- 50%以下:問題なく作業を継続
- 50〜70%:現在のタスクを完了させ、新しいセッションを検討
- 70%以上:即座にタスクを区切り、新しいセッションを開始
エージェント状態の監視による介入タイミングの最適化
複数のサブエージェントが並行して動作している場合、特定のエージェントがスタックしていることがあります。claude-hud では各エージェントの最終更新時刻が表示されるため、5分以上更新がないエージェントには手動で介入するようにしています。
TODO進捗の可視化によるプロジェクト管理
claude-hud はタスク管理ファイル(task.md など)の完了状況を自動で解析し、進捗率を表示します。これを活用することで、Claude Code を使った開発でも従来のプロジェクト管理手法と同じ粒度で進捗を把握できます。
- 新人エンジニアの教育:エラー解決の過程を可視化して指導する
- コードレビュー:変更履歴を追いながら意図を確認する
- ペアプログラミング:非同期でも相手の作業内容を把握できる
さらに、プレイングマネージャーが1on1と権限委譲で成果を出す実践ガイドで紹介したような育成手法と組み合わせることで、チーム全体の技術力底上げにも寄与します。



導入時のトラブルシューティング(ケーススタディ)
あるプロジェクトで claude-hud を導入した際に遭遇した問題と、その解決策をケーススタディ形式で紹介します。このケースでは、Claude Code をチーム全体で活用する際の注意点と、運用ルールの重要性について具体的に解説します。
状況(Before)
開発チーム5名のプロジェクトで、Claude Code を使った開発効率化を進めていました。しかし、以下の問題が発生していました。
- Claude Code が途中で「忘れる」現象が頻発(週に2〜3回)
- 長時間タスクの進捗が分からず、待ち時間が発生
- コンテキストウィンドウの制限を意識せず、大きなタスクを一度に投げがち
行動(Action)
claude-hud を導入し、以下の運用ルールを設けました。
- コンテキスト70%ルール:ダッシュボードを常時表示し、70%超えでタスク分割を強制
- エージェント監視:5分以上更新がないエージェントには手動介入
- TODO連携:task.md ファイルを活用し、進捗を可視化
結果(After)
2週間の運用で以下の改善が見られました。
- 「忘れる」現象が週に0〜1回に減少
- 待ち時間が平均30%削減
- タスク完了率が20%向上
特に効果的だったのはコンテキスト使用量の可視化です。以前は「なんとなく多そう」で判断していたものが、数値で客観的に判断できるようになりました。なお、IQuest-Coderで実現する自律型AI開発のように、自律的にコードを書くエージェントと組み合わせる場合、こうした可視化は更に重要になります。



claude-hudを活用した開発チームの変化
claude-hud の導入効果は、チーム全体の開発体験にも影響します。コンテキスト使用量が可視化されることで、メンバー全員が「AIコーディングの最適な使い方」を意識するようになりました。
特に、新人エンジニアが Claude Code のコンテキスト管理を学ぶ際、ダッシュボードを見ながら「このくらい使ったら分割した方がいい」という感覚を身につけにくいのが現状です。claude-hud はそのギャップを埋めるのに最適なツールと言えます。会社に依存しないエンジニアのポータブルスキル設計でも触れましたが、特定の環境に依存しない汎用的なスキルを磨く上でも、こうしたツールの活用は有効です。
本記事で解説したようなAI技術を、基礎から体系的に身につけたい方は、以下のスクールも検討してみてください。
| 比較項目 | DMM 生成AI CAMP | Aidemy Premium |
|---|---|---|
| 目的・ゴール | ビジネス活用・効率化非エンジニア向け | エンジニア転身・E資格Python/AI開発 |
| 難易度 | プロンプト作成中心 | コード記述あり |
| 補助金・給付金 | リスキリング補助金対象 | 教育訓練給付金対象 |
| おすすめ度 | 今の仕事に活かすなら | AIエンジニアになるなら |
| 公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |



まとめ
本記事では、claude-hud を使って Claude Code の作業状況を可視化する方法を解説しました。
- claude-hud の概要:コンテキスト使用量、アクティブツール、エージェント状態、TODO進捗の4項目をリアルタイム表示
- 導入手順:npm でインストールし、VS Code の設定に連携エンドポイントを追加
- 活用シナリオ:コンテキスト70%ルール、エージェント監視、TODO連携の3つを紹介
- 導入効果:「忘れる」現象の減少、待ち時間削減、タスク完了率向上
Claude Code を日常的に使うエンジニアにとって、claude-hud は開発体験を大きく改善するツールです。導入のハードルも低いため、まずは個人プロジェクトで試してみることをお勧めします。特に、コンテキスト使用量の監視は、AIコーディングの品質を安定させる上で非常に重要なポイントです。今後も Claude Code 関連のツールは増えていくと思われるため、エコシステムの動向にも注目していきましょう。













