エンジニア歴10年以上が感じる、技術の進化スピードについていけない瞬間

こんばんは!IT業界で働くアライグマです!

エンジニアとして10年以上の経験を積むと、技術の進化を肌で感じる機会が増えます。新しい言語やフレームワーク、ツールが次々と登場し、この技術、いつの間にこんなに普及していたの!?と驚くこともしばしばです。

特に近年は、クラウド技術、AI、Web開発の進化が著しく、昔は当たり前だった技術がもう時代遅れと言われることもあります。長年エンジニアとして活躍しているからこそ感じる、「技術の進化についていけない瞬間」を詳しく掘り下げていきます。

新しいフレームワークやライブラリが次々に登場する

昔は jQuery で十分だったのに、今は React、Vue、Svelte…

フロントエンド開発の進化は、特に速い分野の一つです。かつては jQuery が主流で、「とりあえず jQuery を入れておけばOK」という時代がありました。しかし、現在では React、Vue、Svelte など、さまざまなフレームワークが登場し、それぞれに独自のエコシステムが構築されています。

「Vue3 は知ってるけど、最近流行りの Solid.js って何?」

最新の技術トレンドを追いかけようと思っても、新しいフレームワークが次々と登場し、すべてをキャッチアップするのが難しくなります。特に、業務で使う機会がない技術は学習の優先度が下がり、気づけばもう時代についていけていないのでは…?と不安になることもあります。

対策:必要な技術を見極める

すべての新技術を学ぶのは現実的ではありません。重要なのは、本当に業務で必要な技術なのか?を見極めることです。流行に流されるのではなく、自分の業務やキャリアにとって必要な技術を優先的に学ぶことで、効率的にキャッチアップできます。

開発環境やツールの変化についていけない

「Git なら普通に使えるけど、最近の DevOps ツールが多すぎる…」

昔は、コードを書いて FTP でアップロードするだけだった開発環境も、現在では CI/CD(継続的インテグレーション/デリバリー)が当たり前になっています。GitHub Actions、GitLab CI、CircleCI など、さまざまなツールが登場し、結局どれを使えばいいの?と混乱することもあります。

また、コンテナ技術の進化も目覚ましく、Docker はなんとなくわかるけど、Kubernetes までは手が出せていないというエンジニアも少なくありません。

「昔は LAMP 環境で十分だったのに、今はマイクロサービスが主流?」

10年以上前は、Apache + MySQL + PHP(LAMP環境)で動くシンプルなシステムが一般的でした。しかし、現在ではマイクロサービスやサーバーレスが主流になりつつあり、従来の開発スタイルが通用しない場面が増えています。

対策:必要な部分だけキャッチアップする

すべての技術をマスターする必要はありません。例えば、Docker は最低限使えるようにしておき、Kubernetes までは業務で必要になるまで深入りしない、といった割り切りも重要です。また、公式ドキュメントや技術ブログを定期的にチェックし、最低限の情報はキャッチアップする習慣をつけるのも効果的です。

AI・自動化技術の進化に驚く

「ChatGPT にコードを聞いたら、普通に動くコードが出てきた…」

AI の進化も、エンジニアにとって衝撃的な変化の一つです。数年前までは「AI がコードを書くなんて無理」と思われていたのに、今では ChatGPT や Copilot を使えば、コードの自動生成やデバッグが可能になっています。

「自分の仕事、AI に取られるのでは…?」

特に10年以上経験のあるエンジニアほど、今まで手作業でやっていたことが、AI によって自動化されるという状況に戸惑うことが多くなります。例えば、API の仕様書を手書きしていたのが OpenAPI で自動生成できたり、コードレビューを AI が手伝ってくれたりと、自分がやっていた仕事の価値は…?と考えてしまうこともあります。

対策:AI を使いこなす側になる

AI の進化を恐れるのではなく、自分が AI を活用する側になる ことが大切です。ChatGPT や Copilot を積極的に使い、業務の効率化を図ることで、「AI に取られる仕事」ではなく「AI を使いこなすエンジニア」になることが重要です。

まとめ

エンジニア歴10年以上になると、技術の進化についていくのが大変に感じる瞬間が増えます。

  • 新しいフレームワークが次々に登場し、すべてをキャッチアップするのが難しい
  • 開発環境やツールの進化が速く、CI/CD やコンテナ技術など新しい知識が必要になる
  • AI の進化によって、今まで手作業で行っていたことが自動化される

しかし、すべての技術を完璧に追いかける必要はありません。「必要な技術を見極め、効率的に学ぶ」 ことで、エンジニアとしての市場価値を維持しつつ、無理なく技術の進化に適応していくことができます。

長年の経験は大きな武器ですが、時代に合わせて柔軟に学び続ける姿勢も大切です。これからも、エンジニアとして成長し続けるために、技術の進化を前向きに捉え、うまく付き合っていきましょう。