エンジニアが無意識にやってしまう「タイピング癖」

こんばんは!IT業界で働くアライグマです!

エンジニアとして日々コードを書いていると、気づかないうちに独特のタイピング癖が身についていることがあります。

  • 意味もなく「Ctrl + S」連打
  • ターミナルを開くとつい「cd ~」から始める
  • コードを書くときに無意識に特定のキーを連打

こうした「タイピング癖」は、エンジニアの職業病とも言えるものです。本記事では、エンジニアが無意識にやってしまうタイピング癖を紹介し、なぜそうなってしまうのか、またそれが作業効率に与える影響について解説します。

「Ctrl + S」を連打してしまう

現象

コードを書いていると、無意識に「Ctrl + S」や「Cmd + S」を何度も押してしまう。特に、一文字打つごとに保存する人もいる

なぜやってしまうのか?

  • 過去にPCがクラッシュして作業が消えた経験がある
  • エディタのオートセーブ機能を信用できない
  • 「とりあえず保存しておけば安心」という心理

作業効率への影響

  • ほぼ無害(最近のエディタはオートセーブ機能がある)
  • ただし、Git管理していない場合、こまめな保存は重要

ターミナルを開くと無意味に「cd ~」する

現象

ターミナルを開くと、特に意味もなく「cd ~」を入力する。あるいは、適当なディレクトリ移動をしてしまう。

なぜやってしまうのか?

  • 環境をリセットしたい気持ちがある
  • 以前の作業ディレクトリを確認せずにコマンドを入力してしまう
  • ただのクセになっている

作業効率への影響

  • ほぼ影響なし
  • ただし、無駄なコマンドを入力する時間がある分、作業開始が遅れる可能性も

対策:

  • ターミナル起動時のデフォルトディレクトリを設定しておく(cd ~/projects など)
  • pwd(現在のディレクトリを表示するコマンド)を先に打つ癖をつける

エディタを開いたら無意識に「:q」する(Vimユーザー)

現象

Vimを開いた瞬間に、とりあえず「:q」してしまう(特に何かを変更したわけでもないのに)。

なぜやってしまうのか?

  • Vimが開いてしまったら、とりあえず閉じるという条件反射
  • Vimユーザーでなくても、「nano」や「less」などのエディタを開いてしまったときに、すぐ閉じたくなる

作業効率への影響

  • Vimに慣れていない人の場合、誤って開いたときにパニックになる
  • すぐ閉じる癖があると、「あれ?さっき開いたファイル、なんだったっけ?」となる

対策:

  • Vimをよく使うなら、.vimrcに快適な設定を入れて使いやすくする
  • 不要なalias vi=vimを削除し、誤爆を減らす

「git status」を何度も叩いてしまう

現象

Gitを使っていると、特に変更がないと分かっているのに、つい「git status」を連打してしまう

なぜやってしまうのか?

  • 現在の変更状況を常に把握していたい心理
  • 誤ってコミットやプッシュするのが怖い
  • 「次に何をすべきか」を考えるための思考整理のために実行

作業効率への影響

  • 無駄なコマンド入力時間が発生する
  • ただし、致命的なミスを防げる可能性があるため、完全に無駄とも言えない

対策:

  • watch git status を使って、自動でステータスを表示
  • git status -s(短縮表示)を活用し、視認性を上げる

「Enterキー」を連打してしまう

現象

コマンド入力後、なぜかEnterキーを2回以上押してしまう

なぜやってしまうのか?

  • コマンドの実行待ちの間に、「ちゃんと送信されたか不安」になり、つい押してしまう
  • 習慣化してしまっている

作業効率への影響

  • ほぼ影響なし
  • ただし、スクリプトの実行時に意図せず二重実行するリスクがある

対策:

  • 「コマンドは一度だけ実行する」という意識を持つ
  • 重要な処理ではread -p "Are you sure? (y/n)"のような確認を入れる

キーボードのホームポジションに手を戻すときに「asdf」や「jkl;」を打つ

現象

無意識に「asdf」や「jkl;」といったキーを打ってしまう。

なぜやってしまうのか?

  • タイピングのリズムを整えるため
  • キーボードのポジション確認のため

作業効率への影響

  • ほぼ影響なし
  • ただし、うっかりターミナルで打ち込んで、asdf: command not found と表示されることがある

対策:

  • 無理に直す必要はない

まとめ:エンジニアのタイピング癖は意外と多い

エンジニアが無意識にやってしまうタイピング癖には、さまざまなものがあります。

  • 「Ctrl + S」連打 → 過去のトラウマ
  • 「cd ~」の無意味な実行 → とりあえずリセットしたい心理
  • Vimを開いたら「:q」即退出 → クセになっている
  • 「git status」連打 → 変更状況を常に把握したい
  • Enterキー連打 → コマンドの実行確認のため
  • 「asdf」「jkl;」を無意識に打つ → キーボードポジション確認

どれも大きな害はないものの、作業効率に影響を与える場合もあるので、改善できるところは改善しつつ、楽しんでタイピングしましょう!