
【PjMのタスク管理術】「個人開発」と「ブログ毎日更新」を両立させる、シンプルな5つのステップ
こんばんは!IT業界で働くアライグマです!
昨日の記事で、「最高のパフォーマンスは、最高の休息から生まれる」という、私自身の痛い経験から得た教訓についてお話ししました。
とはいえ、私たちの前には、達成したい目標や、やるべきタスクが山積みです。「個人開発」と「ブログ毎日更新」という、二つの大きなプロジェクトを前にして、「一体何から手をつければいいんだ…」と、途方に暮れてしまうこともあるかもしれません。
今日は、私がこの二つのプロジェクトを破綻させずに進めるために実践している、具体的なタスク管理の「考え方」と、その「仕組み」についてご紹介したいと思います。
なぜ「カンバン方式」のタスク管理を選ぶのか?
世の中には、高機能なタスク管理ツールがたくさんあります。しかし、個人開発のような流動的で、変化の激しいプロジェクトに最も適しているのは、シンプルで視覚的な「カンバン方式」だと私は考えています。
「カンバン方式」とは、タスクをカードに見立て、「未着手」「作業中」「完了」といったレーン(リスト)を移動させていく管理手法です。
その理由は、「今、何に集中すべきか」が一目瞭然であり、複雑な設定を必要としないからです。ガチガチの管理ツールは、その「管理のための管理」に疲れてしまいがちです。シンプルさが、継続の鍵なのです。(ツールとしては、TrelloやNotionなどが有名ですね)
私の「セルフマネジメント」を支える5つの箱
では、実際に私がどのようにタスクを管理しているか、その「仕組み」を5つの箱(リスト)を使ってご説明します。これは物理的な付箋とホワイトボードでも、どんなツールでも再現可能です。
箱1:アイデアの種(Inbox)
ここは、私の頭の中に浮かんだ全てを放り込んでおくための「受け皿」です。
「ブログで〇〇について書きたい」「Pocket Neuronに△△機能を追加したい」といったアイデアを、質や実現可能性は一切考えず、とにかくタスクとしてこの箱に入れていきます。この箱があるおかげで、「忘れてしまうかも」という不安から解放され、目の前の作業に集中できます。
箱2:今週の計画(This Week’s Backlog)
週の初め(私の場合は日曜日)に、「アイデアの種」の箱を眺め、「今週、本気で取り組むこと」だけを選抜し、この箱に移動させます。これが、今週達成すべき「約束のリスト」になります。この時、あまり欲張らず、現実的に達成可能な量に絞るのが、自分を追い詰めないためのコツです。
箱3:今日やること(To Do Today)
毎朝、仕事の始業前に、「今週の計画」の箱から、「今日、絶対に終わらせる」と決めたタスクを1つか2つだけ、この箱に移動させます。これが、その日の私の明確な「ミッション」となり、一日の行動に迷いがなくなります。
箱4:作業中(Doing)
そして、実際に作業を始める時に、「今日やること」の箱からたった一つのタスクを、この「作業中」の箱に動かします。
この箱には、常にタスクが一つしか存在しないようにする。 これが、マルチタスクを防ぎ、目の前の作業への集中力を最大限に高めるための、最も重要なルールです。
箱5:完了(Done)
作業が完了したら、タスクをこの箱に移動させます。
この「完了」の箱にタスクが溜まっていくのを見る瞬間は、何物にも代えがたい達成感があります。この箱こそが、あなたの努力の軌跡を可視化し、明日へのモチベーションの源泉になるのです。
このワークフローで得られる、3つの大きなメリット
このシンプルな5つの箱を運用するだけで、日々の開発と執筆は劇的に変わります。
- 迷わない: 朝の時点で「今日やること」が明確に決まっているので、「さて、何から手をつけるか…」という、最も無駄な思考の時間がなくなります。
- 集中できる: 「作業中」の箱にタスクが一つしかないので、「あれもこれも」というマルチタスクの誘惑を物理的に断ち切ることができます。
- モチベーションが続く: 「完了」の箱が日に日に満たされていくのを見ることで、自分の進捗を視覚的に確認でき、「これだけ進んだんだ」という達成感が、継続の力になります。
まとめ
ツールは何であれ、個人開発や副業のような「終わりなき旅」を続ける上で重要なのは、
- タスクを「見える化」すること
- 一度にやることを「制限」すること
- そして、完了した自分を「祝福する」ことという仕組みを、自分自身のために作ってあげることです。
このタスク管理の考え方が、多忙な中で夢を追いかけるあなたの、プロジェクト推進の一助となれば幸いです。