
【エンジニアあるある】「もうちょっとだけ」が積み重なって残業に繋がる
こんばんは!IT業界で働くアライグマです!
エンジニアの仕事において、「もうちょっとだけ」と思って作業を続けた結果、気づけば定時を過ぎていた——こんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。特にプログラミングやシステム開発では、ちょっとした不具合や改修が気になり、「あと少しで終わるはず」と考えて作業を続けた結果、思った以上に時間がかかってしまうことがよくあります。
本記事では、エンジニアの残業が増える理由やその対策について、具体的な事例を交えながら解説していきます。
「もうちょっとだけ」が生まれる瞬間
エンジニアが「もうちょっとだけ」と思ってしまう場面には、いくつかの典型的なパターンがあります。
バグ修正中に新たなバグを発見
「簡単に直せるだろう」と思って始めたバグ修正が、意外と根深い問題だった――そんな経験はありませんか?
例えば、フロントエンドのレイアウト崩れを直している最中に、JavaScriptのイベントが意図しない動作をしていることに気づく。
「せっかくだし、ここも直しておこう」と手を加えていくうちに、次々と別の問題が発覚し、気づけば定時を過ぎている……。
バグ修正は、掘り下げるほど新たな問題が見つかることが多く、「終わりの見えないトンネル」にはまりやすいのが特徴です。
仕様の微修正を対応していたらキリがなくなる
「このボタンの色、ちょっとだけ変えられる?」「この動作、もう少しスムーズにできない?」といった軽微な修正依頼は、エンジニアなら日常茶飯事でしょう。
単発の対応ならすぐに終わるはずですが、「ついでにこれもやっておこう」と思ってしまうと、どんどん作業が増えてしまいます。
特に、仕様変更が明確でないまま微調整を繰り返すと、いつまでも終わらないスパイラルに陥ることも。
コードのリファクタリングにのめり込む
「この処理、もう少しきれいに書けそうだな……」と、つい手を加えてしまうのもエンジニアあるある。
たとえば、if文が増えて読みにくくなったコードを整理していたら、クラス設計を見直したくなり、結果として大規模なリファクタリングに発展することもあります。
最初は「ちょっとだけ」のつもりが、気づけば本来の作業から大きく逸脱し、深夜まで作業してしまうことも……。
「ちょっとだけ」を積み重ねると残業地獄に
「あと少しで終わるから……」の積み重ねが、結果的に長時間労働につながることは珍しくありません。
特に、エンジニアの仕事はタスクの見積もりが難しいため、「10分で終わると思ったのに、実際には1時間かかった」なんてことがよくあります。
また、残業が増えると、疲労が蓄積して集中力が低下し、作業効率が悪くなる悪循環に陥ることも。
「もうちょっとだけ」を防ぐための対策
タイマーを使って時間を区切る
「あと少しだけ」と思ったときに、ダラダラ作業しないために、ポモドーロ・テクニック(25分作業+5分休憩) などの時間管理術を取り入れるのが有効です。
たとえば、「このバグ修正は30分まで」と時間を決めて作業することで、深追いを防ぐことができます。
タスクを細かく分けて進捗を管理する
「ちょっとした修正」のつもりが大きな作業になってしまうのを防ぐために、タスクを明確に区切っておくのが重要です。
- 修正作業は、「優先度:高」「優先度:低」に分けておく
- 影響範囲が広がりそうな修正は、いったん別のチケットを作成する
こうすることで、「ついでにここも……」という誘惑を抑えられます。
「明日に回せるものは回す」
「もうちょっとやれば終わる」と思っても、無理して今日中に終わらせる必要があるのか、一度立ち止まって考えることが大切です。
- 本当に今やるべき作業か?
- 明日対応しても問題ないか?
といった観点で整理すると、ムダな残業を防ぐことができます。
「完成度80%でOK」と割り切る
エンジニアは「完璧を求めすぎる」傾向がありますが、すべてを100%仕上げる必要はありません。
たとえば、「まずは動くものを作って、後で改善する」 という考え方を持つと、無駄に時間をかけずに済みます。
まとめ:エンジニアの「もうちょっとだけ」を制御しよう
エンジニアの仕事は、終わりの見えない作業が多く、「もうちょっとだけ」と思って続けてしまいがちです。
しかし、その積み重ねが長時間労働につながり、結果としてパフォーマンスが落ちることもあります。
「あと少し」の誘惑に負けないために、時間を決めて作業する、タスクを明確にする、無理に100%を目指さないといった工夫を取り入れましょう。
そうすれば、効率的に仕事をこなしつつ、ワークライフバランスを守ることができるはずです。
あなたも、「もうちょっとだけ」の罠にハマらないよう、ぜひ今日から意識してみてください!