
HTML手打ち、コーディング速度が遅すぎる件
こんばんは!IT業界で働くアライグマです!
Web開発においてHTMLのコーディングは避けて通れない作業ですが、手打ちでのコーディング速度が遅すぎると感じたことはありませんか? 初心者にとっては仕方のないことですが、ある程度の経験を積んだエンジニアでも非効率な方法で作業していると、無駄な時間を浪費してしまいます。
本記事では、HTMLの手打ちが遅くなる原因を掘り下げるとともに、効率的にコーディングするためのテクニックやツールを紹介します。手打ちの精度を維持しつつ、速度を向上させるためのポイントを押さえましょう。
HTML手打ちが遅い原因
タグを一つずつ入力している
HTMLをコーディングする際、すべてのタグを手動で入力していませんか? 例えば、<div>
や<span>
、<table>
などの基本タグをその都度打ち込んでいると、どうしても時間がかかります。
対策: エディタのスニペット機能やEmmetを活用することで、最小限の入力でタグを展開できます。
繰り返し作業が多い
HTMLのコーディングでは、同じ構造のコードを何度も書くことがあります。特に、リストやカードレイアウトのようなコンポーネントを一から作成する場合、同じコードを何度も手打ちしていると時間がかかりすぎます。
対策: コードのテンプレート化や、コンポーネント指向の開発手法(ReactやVueなど)を取り入れると、繰り返し作業を大幅に削減できます。
補完機能を活用していない
最新のコードエディタには、HTMLのタグや属性を自動補完する機能が搭載されています。しかし、補完機能を使わずに、すべて手入力していると作業速度が大幅に落ちてしまいます。
対策: VS CodeやWebStormなどのエディタで補完機能をフル活用しましょう。特に、HTML5の標準タグや属性は自動補完で高速入力できます。
キーボードショートカットを使っていない
マウス操作が多いと、コーディング速度が遅くなります。エディタのキーボードショートカットを活用すれば、タグの展開や移動、選択範囲の変更などを素早く行えます。
対策: よく使うショートカットを覚え、実践的に活用することが重要です。例えば、VS Codeでは以下のようなショートカットがあります。
Ctrl + D
:同じ単語を複数選択Ctrl + Shift + L
:選択範囲をすべて変更Alt + Shift + ↓
:行をコピーEmmetの展開(Tabキー)
:div.container
と入力してTab
を押すと<div class="container"></div>
に変換
HTMLコーディングを高速化するテクニック
Emmetを活用する
EmmetはHTMLやCSSのコーディングを劇的に速くするツールです。例えば、以下のような入力をすると、瞬時に展開されます。
ul>li*5
これを入力しTab
を押すと、以下のように展開されます。
<ul>
<li></li>
<li></li>
<li></li>
<li></li>
<li></li>
</ul>
このように、手打ちの負担を減らしながら、正確なHTMLを素早く生成できます。
コードスニペットを活用する
エディタのスニペット機能を使うと、よく使うHTMLのパターンを簡単に呼び出せます。例えば、VS Codeでは独自のスニペットを設定し、header
と入力するだけでナビゲーションを含むヘッダー構造を自動挿入できます。
既存のテンプレートを利用する
ゼロからHTMLを書くのではなく、すでにあるテンプレートを活用することで、大幅に時間を短縮できます。 BootstrapやTailwind CSSの公式サイトには、さまざまなコンポーネントのコードが掲載されているため、それを適宜活用すると良いでしょう。
Live Serverを活用する
リアルタイムでコーディング結果を確認できるLive Server拡張機能(VS Code)を使えば、毎回ブラウザを手動で更新する手間を省けます。コードを書いた瞬間に変更が反映されるため、フィードバックを得ながら高速にコーディングできます。
まとめ
HTMLの手打ちが遅いと感じる場合、作業のやり方を見直し、効率的なツールを活用することが重要です。
- Emmetを活用してタグ入力を自動化
- スニペット機能でよく使うコードを登録
- テンプレートやフレームワークを活用して無駄な手打ちを減らす
- ショートカットや補完機能を駆使してスピードアップ
- Live Serverでリアルタイムプレビューしながら作業する
これらの方法を実践すれば、手打ちでもスピーディーかつ効率的にコーディングができるようになります。 一度身につけてしまえば、作業時間の大幅な短縮につながるため、ぜひ試してみてください。