
一人情シス、社内IT研修講師も担当
こんばんは!IT業界で働くアライグマです!
企業のIT環境を支える「情シス(情報システム部門)」は、多くの企業で少人数、あるいは一人で担当するケースが少なくありません。さらに、一人情シスの場合、社内IT研修の講師を兼任することも珍しくないのが現状です。
ITの進化が早い中、社員のITリテラシー向上は業務の効率化やセキュリティ対策において非常に重要です。しかし、限られたリソースの中で、日々の運用管理と研修業務を両立するのは容易ではありません。
本記事では、一人情シスとして社内IT研修を担当する際のポイントや工夫について解説します。
一人情シスの役割と課題
多岐にわたる業務内容
一人情シスは、企業のITに関するあらゆる業務を担当します。その範囲は、
- システム・ネットワークの管理
- 社内ヘルプデスク業務(PCトラブル対応、ソフトウェアサポート)
- セキュリティ対策の実施(ウイルス対策、アクセス制御)
- 業務改善のためのシステム導入
- 社内IT研修の企画・実施
と多岐にわたります。本業務だけでも手一杯な中、研修の準備を並行して進めるのは大きな負担となることが多いです。
研修担当としての課題
社内IT研修を実施するにあたり、以下のような課題が生じます。
- 社員のITリテラシーに差がある(初心者向けと上級者向けの内容をどうバランスを取るか)
- 業務時間を割いて研修に参加してもらう必要がある
- 最新のITトレンドを把握し、適切な内容にアップデートする必要がある
- 研修後に定着させるためのフォローが必要
このような課題に対応しながら、効率的に研修を進める方法を考えていきます。
効率的な社内IT研修の進め方
研修の目的を明確にする
研修を実施する前に、目的を明確にすることが重要です。例えば、
- 基本的なPC操作の習得(新人向け)
- 業務効率化のためのツール活用(Excel・Google Workspace・Slackなど)
- セキュリティ意識の向上(フィッシング詐欺対策・パスワード管理)
- 業務システムの操作研修(社内独自システムの使い方)
など、対象者と目的を明確にすることで、無駄なく研修を設計することができます。
研修資料はシンプルに、かつ再利用可能な形で作成
忙しい情シスが研修のたびに新しい資料を作成するのは非現実的です。そのため、
- 研修スライドや動画を作成し、再利用できる形にする
- 社内Wikiやマニュアルを整備し、研修後も参照できるようにする
- eラーニングツールを活用し、オンデマンド研修を可能にする
といった工夫をすることで、業務負担を減らしつつ、研修の質を維持できます。
研修後のフォローを仕組み化する
研修を一度実施しただけでは、知識の定着は難しいです。そこで、
- 定期的に復習できる仕組みを作る(例えば、週1回のミニクイズを社内チャットで配信)
- 研修内容に関するFAQを整備する
- 受講者からのフィードバックを集め、次回の研修に活かす
といったフォローアップを行うことで、研修の効果を高められます。
ITリテラシーの底上げにはゲーム感覚を取り入れる
社員のITリテラシーを向上させるには、単調な座学よりも、実践型の学習が効果的です。
例えば、
- フィッシング詐欺の疑似メールを送信し、引っかかった人に解説を行う
- 社内でセキュリティ対策のクイズ大会を実施し、上位者に景品を用意する
- 業務改善のアイデアコンテストを開き、ITを活用した提案を募る
など、ゲーム感覚で学べる環境を作ると、社員の参加意欲が向上します。
一人情シスとして研修を継続するための工夫
研修を定期化し、ルーチンワークに組み込む
「忙しいから研修は後回し」とならないために、定期的に研修を実施する仕組みを作ることが重要です。
例えば、
- 毎月1回、決まった曜日に研修を実施
- 新入社員研修の一環としてIT研修を組み込む
- 部署ごとにITスキルアップの目標を設定し、進捗を共有
など、ルーチンワーク化することで、研修が継続しやすくなります。
IT研修の成果を可視化する
研修の効果を社内で認識してもらうために、
- 研修後のアンケートで満足度や理解度を測る
- 研修前後でのITトラブル件数を比較し、改善傾向を示す
- 研修を受けた社員の業務効率向上の事例を社内で共有する
といった形で、成果を数値化・可視化することが有効です。これにより、経営層の理解を得やすくなり、研修の継続がしやすくなります。
まとめ
一人情シスが社内IT研修を担当するのは負担が大きいですが、
- 研修の目的を明確にする
- 研修資料を再利用可能にし、業務負担を軽減する
- 研修後のフォローアップを仕組み化する
- ゲーム感覚を取り入れ、学習効果を高める
- 研修をルーチンワーク化し、継続的に実施する
といった工夫をすることで、効果的な研修を無理なく継続することが可能です。
一人情シスとしての業務と研修講師を両立し、社内のITリテラシー向上に貢献していきましょう。