【あるある】チケットに書いた内容、結局自分で解決してしまった

こんばんは!IT業界で働くアライグマです!

エンジニアとして日々開発を進める中で、「これ、どうしよう?」と悩んでチケットを作成したものの、いざ他のタスクをこなしている間にふとした瞬間に解決策が思い浮かび、結局自分で解決してしまったという経験はないでしょうか?

チーム開発ではタスク管理が重要ですが、自分で解決できる問題をチケットにするのは効率が悪いのでは?と感じることもあります。本記事では、なぜこのようなことが起こるのか、その背景と対策について掘り下げていきます。

なぜチケットを作成したのに自分で解決してしまうのか

時間を置くことで脳が整理される

開発中に直面する問題の多くは、一度手を止めて別の作業をしている間に自然と解決することがあります。これは、脳が無意識のうちに問題を整理し、最適な解決策を導き出しているためです。いわゆる「シャワーを浴びているときにアイデアが浮かぶ」現象と同じで、意識的に考えすぎると答えが出ないのに、ふとした瞬間に解決策が見つかることがあります。

問題を言語化することで理解が深まる

チケットを作成する際、問題を言語化する過程で「この問題はこう整理すれば解決できるのでは?」と気づくことがあります。頭の中で漠然としていた問題を文章に落とし込むことで、論理的に整理され、自分で解決できる状態になるのです。

他人に説明する準備をすることで解決策が見えてくる

「誰かに説明しようとすると、自分の理解が深まる」という現象は、エンジニアに限らず多くの場面で見られます。チケットを作成し、他のメンバーに相談しようと考えるだけで、頭の中で解決策が整理され、結果として相談する前に自分で解決してしまうことがよくあります。

調査を進めるうちに自己解決できる

問題に直面した際、チケットを作成する前後で少し調査を進めることがあります。その過程で必要な情報が見つかり、「あれ? これなら解決できそう」と気づくことがあります。結果的に、チケットを作成した時点では分からなかったことが、調べることで解決に至るのです。

チケットを無駄にしないための工夫

チケット作成前に一定時間考える

すぐにチケットを作成するのではなく、まずは15分から30分程度、自力で考える時間を設けるのが有効です。この時間内に解決できればチケット作成の手間を省けますし、解決できなくても整理された状態でチケットを作成できます。

チケットに「試したこと」を記載する

もしチケットを作成する場合は、「どのような調査を行ったのか」「どのような試行錯誤をしたのか」を詳しく記載すると良いでしょう。これにより、仮に自分で解決した場合でも後でチームメンバーが同じ問題に直面した際に役立つ情報として活用できます。

解決したチケットをナレッジとして活用する

せっかくチケットを作成したのに自分で解決してしまった場合でも、それを無駄にせずナレッジとして残すことで、チーム全体の生産性を向上させることができます。「解決済みのチケット」としてまとめておけば、後から同じ問題に遭遇した際に参考になるため、ドキュメント化することを習慣にすると良いでしょう。

ペアプログラミングやメンター制度を活用する

問題に直面した際、一人で考え込むのではなく、ペアプログラミングやメンター制度を活用して早めに相談するのも有効です。他のエンジニアと会話をすることで、問題解決の糸口が見つかることが多いため、チーム開発では積極的にコミュニケーションを取ることが重要です。

まとめ

チケットを作成したものの、結局自分で解決してしまうというのは、エンジニアなら誰しも経験することです。これは決して悪いことではなく、むしろ問題を整理するプロセスの一部とも言えます。

とはいえ、チケットを無駄にしないためには、適切なタイミングでチケットを作成すること、調査した内容を記録すること、ナレッジを共有することが大切です。問題解決能力を高めながら、チーム全体の生産性を向上させる工夫を取り入れていきましょう。