フルスタックエンジニアのインフラあるある:サーバー構築は奥が深い

こんばんは!IT業界で働くアライグマです!

フルスタックエンジニアとして開発に携わると、バックエンドやフロントエンドだけでなく、インフラにも関わる機会が増えます。 特に、クラウドの普及により「インフラはコードで管理するもの(Infrastructure as Code)」という考え方が主流になりつつありますが、サーバー構築の基本を理解しておかないと、思わぬトラブルに直面することも少なくありません。

「アプリ開発は得意だけど、サーバーの設定はちょっと苦手…」と感じるフルスタックエンジニアは意外と多いのではないでしょうか?本記事では、フルスタックエンジニアがインフラに触れる中で経験する「あるある」な出来事を紹介しながら、サーバー構築の奥深さについて掘り下げていきます。

フルスタックエンジニアのインフラあるある

ローカルでは動くのにサーバーでは動かない

開発環境で動いていたアプリケーションを、本番環境やステージング環境にデプロイした途端、謎のエラーで動かなくなるという経験をしたことはありませんか?

よくある原因としては、以下のようなものがあります。

  • 環境変数の設定ミス(.env が正しく読み込まれていない)
  • OSの違い(Windowsでは動くのにLinuxではエラー)
  • ファイルの権限設定(chmodchown の不足)
  • 依存ライブラリのバージョン違い

このようなトラブルを防ぐためには、開発環境と本番環境をできるだけ揃えることが重要です。DockerやVagrantを活用し、ローカルと本番で同じ環境を再現できるようにすると、エラーの発生を最小限に抑えられます。

設定ファイルの一文字ミスで大惨事

サーバー構築において、設定ファイルの記述ミスが致命的なエラーを引き起こすことがあります。特に、以下のような設定ファイルは慎重に扱う必要があります。

  • nginx.conf(Nginxの設定ファイル)
  • httpd.conf(Apacheの設定ファイル)
  • my.cnf(MySQLの設定ファイル)
  • php.ini(PHPの設定ファイル)

例えば、nginx.conf の記述ミスでサービスが起動しなくなることもありますし、my.cnf の設定を誤るとデータベースのパフォーマンスが大幅に低下することもあります。

対策として、設定ファイルを変更したら、事前に構文チェックを行うことが大切です。

nginx -t   # Nginxの設定チェック
apachectl configtest  # Apacheの設定チェック

また、変更前に設定ファイルのバックアップを取る習慣をつけることも重要です。

cp /etc/nginx/nginx.conf /etc/nginx/nginx.conf.bak

セキュリティ設定を軽視すると痛い目に遭う

サーバーを構築した後、動作確認ができたからといって、セキュリティ設定を後回しにすると危険です。特に、以下のような設定ミスはサーバーを外部からの攻撃にさらすことになります。

  • SSHのポートがデフォルトの 22 のまま(ブルートフォース攻撃の対象になりやすい)
  • ファイアウォールの設定を忘れる(不要なポートが開いている)
  • .git ディレクトリが公開されている(ソースコードが漏洩する可能性)

最低限、以下のセキュリティ対策を実施することが重要です。

# SSHのポートを変更(例: 22022)
sudo vi /etc/ssh/sshd_config
Port 22022
sudo systemctl restart sshd

# ファイアウォールの設定
sudo ufw allow 80/tcp  # HTTPを許可
sudo ufw allow 443/tcp # HTTPSを許可
sudo ufw allow 22022/tcp # SSHの新ポートを許可
sudo ufw enable  # ファイアウォールを有効化

また、Fail2Ban を導入してSSHの不正アクセスをブロックするのも有効な対策です。

サーバーの負荷対策を怠るとパンクする

フルスタックエンジニアが開発したアプリケーションをデプロイした後、予想以上のアクセスが集まってサーバーが落ちるというのもよくある話です。

特に、以下のようなケースでは負荷が集中しやすくなります。

  • 画像や動画の処理をサーバー側で行っている
  • データベースのクエリが最適化されていない
  • キャッシュを導入していない

負荷対策として、以下のような手法を取り入れることが重要です。

  • CDN(Cloudflare、AWS CloudFrontなど)を活用する
  • MySQLのインデックスを適切に設定する
  • RedisやMemcachedを導入してキャッシュを活用する

例えば、Nginxでキャッシュを有効にする場合、以下のような設定が可能です。

location /static/ {
    expires 30d;
    add_header Cache-Control "public, max-age=2592000";
}

適切な負荷対策を行うことで、サーバーの安定性を向上させることができます。

まとめ

フルスタックエンジニアとしてインフラを扱う際には、サーバー構築の奥深さを実感する瞬間が多々あります。 特に、以下の「あるある」な課題には注意が必要です。

  • ローカルでは動くのにサーバーでは動かない → 環境を統一する
  • 設定ファイルのミスでサービスが停止する → 構文チェックとバックアップを徹底する
  • セキュリティ設定を怠るとリスクが高まる → SSH設定変更、ファイアウォール設定を行う
  • 負荷対策をしないとサーバーが落ちる → キャッシュやCDNを活用する

サーバー構築は奥が深く、ちょっとした設定ミスが大きなトラブルにつながることもあります。 しかし、インフラの知識をしっかり身につけることで、より安定したシステムを構築できるエンジニアに成長できます。

フルスタックエンジニアとして、開発だけでなくインフラの知識も磨き、システム全体を俯瞰して設計できるスキルを身につけていきましょう!