【あるある】エンジニアに向いていない人、同じことの繰り返しが苦手

2025年3月9日

こんばんは！IT業界で働くアライグマです！

エンジニアという職業には、「常に新しい技術を学びながら成長できる」「クリエイティブな仕事が多く、刺激的」といったイメージがあります。確かに、新しい技術を学び、システムを作り上げていく過程には創造的な要素が多く含まれています。しかし、実際の業務では「同じことを何度も繰り返す場面」も多く存在します。

たとえば、コードのバグを修正し、再テストを行う作業は日常茶飯事です。また、仕様変更が入るたびにコードを修正し、再レビューを受けることもあります。環境構築やデプロイ作業を何度も手動で繰り返すこともあるでしょう。

こうした「繰り返し作業」に対して強い苦手意識を持つ人は、「自分はエンジニアに向いていないのでは？」と感じてしまうことがあります。果たして、本当にエンジニアには向いていないのでしょうか？それとも、繰り返し作業に対する考え方を変えることで、克服できるのでしょうか？

この記事では、エンジニアの仕事における「繰り返し作業」の実態を明らかにし、それをどのように乗り越えていけばよいのかについて考えていきます。

Contents

エンジニアの仕事に潜む「繰り返し作業」とは？

エンジニアの仕事は、決して単調な作業ばかりではありません。しかし、プロジェクトの進行に伴い、どうしても繰り返し行わなければならない作業が発生します。ここでは、代表的なものをいくつか紹介します。

システム開発をしていると、バグが発生するのは避けられません。バグを見つけたら、その原因を特定し、コードを修正し、再度動作確認を行います。しかし、修正したことで別の不具合が発生することもあり、何度もバグ修正とテストを繰り返すことになります。

この過程を楽しめる人もいれば、「また同じようなバグ修正か…」とストレスを感じる人もいます。バグ修正に対して「パズルを解くような感覚で楽しめる」タイプの人は、エンジニアに向いていると言えるでしょう。

開発チームでは、コードレビューが必ず行われます。レビューで指摘された箇所を修正し、再提出するという流れは、何度も繰り返されることがあります。同じような指摘を受け続けると、「また修正か…」とモチベーションが下がることもあるでしょう。

しかし、コードレビューは成長の機会でもあります。 指摘された内容を理解し、改善していくことで、より良いコードを書けるようになります。同じミスを繰り返さないように意識することで、徐々にコードの質が向上していくのです。

新しいプロジェクトが始まるたびに環境構築を行う必要があります。ローカル環境を整えたり、サーバー設定をしたりする作業は、手動で行うと非常に面倒です。また、本番環境へのデプロイ作業も、手順が確立されていない場合は毎回手作業で対応しなければなりません。

こうした作業が苦痛に感じる場合は、自動化を導入することを検討するとよいでしょう。 例えば、Dockerを活用すれば環境構築を簡単に再現できるようになりますし、CI/CDパイプラインを導入すればデプロイ作業の手間を大幅に削減できます。

開発したシステムが実際に運用されるようになると、ユーザーからの問い合わせやフィードバックが入ることがあります。「この機能が使いにくい」「バグが発生している」などの声を受けて、仕様変更を行うこともあります。

しかし、仕様変更が入るたびにコードを修正し、再テストを行い、デプロイし直すという流れを繰り返すことになります。特に、「昨日まで正しかった仕様が、今日になって変わる」 という状況にストレスを感じる人は多いでしょう。

エンジニアとして働く上で、繰り返し作業を完全になくすことはできません。しかし、「いかに繰り返し作業を減らすか？」を考えることも、エンジニアの重要なスキルです。

繰り返し作業を減らすために、積極的に自動化を取り入れましょう。 例えば、以下のような方法があります。

手作業で行っていた作業をスクリプトやツールで自動化すれば、同じことを何度も繰り返す必要がなくなります。

「毎回同じミスをしてしまう」「環境構築に時間がかかる」 という問題を解決するために、手順をドキュメント化するのも有効です。FAQやマニュアルを作成することで、無駄な手間を省くことができます。

「同じ作業を繰り返すのが苦手」と感じる人でも、「この作業を通じてスキルが向上している」と実感できれば、苦痛に感じにくくなります。繰り返しの中に学びを見つけることが、長くエンジニアとして活躍するための秘訣です。

エンジニアの仕事には、どうしても繰り返し作業が発生します。しかし、それを単なる「退屈な作業」と捉えるのではなく、「どうすれば効率化できるか？」 を考え、改善していくことで、よりクリエイティブな仕事に集中できるようになります。

「同じことの繰り返しが苦手」と感じる人でも、工夫次第でエンジニアとして十分に活躍できます。むしろ、「この作業を自動化できないか？」「もっと効率的な方法はないか？」と常に考えられる人こそ、優れたエンジニアになれる可能性が高いのです。

もし繰り返し作業に悩んでいるなら、まずは小さな自動化や効率化から始めてみましょう。それが、エンジニアとしての成長につながるはずです。