
【エンジニアあるある】たまに無性に作りたくなる謎のツール
こんばんは!IT業界で働くアライグマです!
エンジニアなら誰しも、一度は「これ、作ったら面白そう」と思い立ち、気づいたら数時間没頭してしまうことがあります。特に、仕事には直接関係ないけれど、なんとなく便利そうなツールや、単に作ってみたくなるようなツールがその対象になりがちです。本記事では、そんな「無性に作りたくなる謎のツール」について掘り下げていきます。
なぜエンジニアは謎のツールを作りたくなるのか
エンジニアが思いつきでツールを作りたくなるのには、いくつかの理由があります。
創造欲求の発散
エンジニアは常にコードを書いて問題を解決することに喜びを感じます。新しい技術を試したり、思いついたアイデアを形にしたりすること自体が楽しいのです。特に、普段の業務では関われない技術を試す機会として、個人開発が活用されることが多いです。
「あったら便利そう」という妄想
「ちょっとした作業を自動化できたら便利だな」「このデータ、もっと見やすく整理したい」といった発想がきっかけになりがちです。仕事や日常生活の中で感じた小さな不便を解消するために、手軽なツールを作るのは、エンジニアにとって自然な流れです。
コードを書くこと自体が楽しい
エンジニアにとって、コードを書くことは単なる仕事ではなく、一種の趣味でもあります。特に、自分が好きな技術やフレームワークを使って自由に開発できる環境は、とても魅力的です。
つい作ってしまう謎のツールの例
エンジニアが無性に作りたくなるツールには、ある程度の傾向があります。ここでは、よくあるタイプのツールを紹介します。
業務効率化ツール
普段の仕事で「この作業、毎回手作業でやるのは面倒だな」と思うことがあると、つい自動化ツールを作りたくなります。
- 定型文自動生成スクリプト:メールやチャットでのやり取りを簡単にするためのスクリプト
- ファイル整理ツール:特定のフォルダにあるファイルを自動的に整理するスクリプト
- コマンド短縮ツール:よく使うCLIコマンドをワンクリックで実行できるようにするツール
無駄に高機能なToDo管理ツール
「市販のToDoアプリはしっくりこない」という理由で、自作のタスク管理ツールを作るエンジニアは少なくありません。しかも、最初はシンプルに作るつもりだったのに、
- タグ管理
- 期限リマインダー
- 優先度設定
- Markdown対応メモ機能
などをどんどん追加してしまい、結局「普通のアプリを使ったほうが早いのでは?」という状態になることもしばしばです。
役に立つのか微妙なジェネレーター
エンジニアはデータを扱うのが好きなので、特定のデータを自動生成するツールを作りがちです。
- ダミーテキスト生成ツール(Lorem Ipsumのカスタマイズ版)
- ランダム名ジェネレーター(架空のキャラクター名やプロジェクト名を生成)
- パスワード生成ツール(謎にカスタマイズ性が高い)
監視・分析系ツール
「なんとなく気になる」データを可視化するためのツールも、よく作られます。
- PCの稼働時間監視ツール(「今日どれくらい作業したか」を知りたい)
- キーボード入力解析ツール(「どのキーをよく使っているか」を分析)
- ネットワークトラフィック監視ツール(「どのアプリが通信しているか」を可視化)
作ったはいいけど結局使わない問題
多くのエンジニアが経験するのが、「作ったはいいけど、結局ほとんど使わない」問題です。なぜこうなるのでしょうか?
市販ツールのほうが便利だった
自作ツールには愛着が湧きますが、最終的に「既存のツールを使ったほうが簡単だった」と気づくことがよくあります。
メンテナンスが面倒
作った当初は楽しくても、時間が経つとバグ修正や機能追加が面倒になり、放置されがちです。
そもそも問題を過大評価していた
「これは絶対に必要!」と思って作り始めたものの、実際に使ってみると「なくても困らない」と気づくことがあります。
それでもエンジニアはツールを作る
無駄に思えるかもしれませんが、こうしたツール作りにはメリットもあります。
- 新しい技術の習得:普段の仕事で触れない技術を試せる
- 創造力の発揮:自由な発想で開発を楽しめる
- 小さな成功体験:動くものを作ることで達成感を得られる
たとえ実用性が低くても、作ること自体がスキルアップやモチベーション向上につながるのです。
まとめ
エンジニアが時々無性に作りたくなる謎のツール。その多くは実用性が微妙だったり、結局使わなくなったりしますが、それでも作りたくなるのは、エンジニアの本能とも言えるでしょう。作ること自体が楽しい、それがエンジニアの醍醐味なのかもしれません。
もしあなたが今、「なんとなく作りたいツール」があるなら、ぜひ試してみてください。それがどんなにニッチなものであっても、開発する過程で得られるものはきっと多いはずです。