
【エンジニアあるある】コードレビューで指摘が多すぎて心が折れそうになった
こんばんは!IT業界で働くアライグマです!
エンジニアなら誰しも一度は経験する、コードレビューで大量の指摘を受ける苦い瞬間。せっかく時間をかけて書いたコードが、レビューを受けた途端に「ここがダメ」「この書き方は非推奨」「もっと効率的に書ける」など、修正点のオンパレード。最初のうちは「なるほど」と思えるものの、あまりに多すぎると心が折れそうになります。
特に新人や経験が浅いエンジニアにとって、大量の指摘=自分の技術不足を突きつけられるような感覚になり、落ち込んでしまうこともあります。しかし、これを乗り越えられればエンジニアとして大きく成長できます。
なぜコードレビューで大量の指摘を受けるのか
コードの品質基準がチームと合っていない
チームごとにコーディングスタイルや設計方針のルールが異なります。そのため、まだその基準に慣れていないと「この書き方はうちのチームでは推奨されていません」といった指摘を受けやすくなります。
対策:
- 事前にチームのコーディング規約やベストプラクティスを確認する
- 似たような実装をした過去のコードを参考にする
- 先輩エンジニアに「この書き方で問題ないか」軽く確認してからプルリクエストを出す
設計やロジックに問題がある
コードの動作自体は問題なくても、より良い設計や効率的な書き方がある場合、指摘されることが多くなります。特に、以下のようなポイントがよく指摘されます。
- 処理が冗長で最適化できる
- 再利用性が低く、修正がしにくい設計になっている
- 変数名や関数名が分かりにくい
対策:
- 書いたコードを一度冷静に読み直し、「もっとシンプルにできるか?」を考える
- 小さな機能ごとに関数化し、再利用しやすい形にする
- 変数や関数の命名に気を配る(適切な名前をつけるだけで指摘が減ることも)
コードの読みやすさが考慮されていない
エンジニアは一人で開発するわけではなく、他の人が読んで理解しやすいコードを書くことが求められます。レビューでは、「このコードは意図が分かりにくい」「複雑すぎる」といった指摘を受けることも。
対策:
- できるだけ簡潔に書く
- 意図が伝わるように適切なコメントを入れる
- 関数の役割を明確にし、1つの関数に多くの処理を詰め込まない
指摘が多すぎて心が折れそうなときの対処法
指摘を個人攻撃だと捉えない
大量の指摘を受けると、「自分はダメなエンジニアなのか…」と落ち込んでしまいがちですが、コードレビューはあくまで「より良いコードにするためのフィードバック」です。
- 指摘は技術の向上につながるアドバイスだと考える
- ベテランエンジニアでも指摘を受けるのは普通のこと
- 「指摘が多い=改善点が明確になる」と前向きに捉える
すべての指摘をすぐに受け入れる必要はない
指摘の中には、必ずしも修正する必要がないものもあります。
- 主観的な意見(「この書き方のほうが好き」など)
- プロジェクトの方針と合わない修正
- 明らかに仕様と異なる提案
指摘をもらったら、「この修正が本当に必要か?」を考え、納得できない場合は議論することも大切です。
小さく分けて修正する
指摘が多いと、すべて直すのが大変に感じてしまいます。その場合、
- まずは簡単に修正できるものから手をつける
- 大きな修正は、一つずつ順番に対応する
- 一度に直そうとせず、段階的に修正してレビューをもらう
といった方法を取ると、精神的な負担が軽減されます。
相談しながら進める
指摘が多い場合、「どこから手をつければいいか分からない…」となることも。そういうときは、レビュアーやチームメンバーと相談しながら進めるのが有効です。
- 「どの指摘が最優先か?」をレビュアーに聞く
- 「どう直せばいいか分からない」ときは具体的なヒントをもらう
- 部分的に修正しながら、都度確認してもらう
相談しながら進めることで、無駄な修正を減らし、効率的に対応できます。
まとめ
コードレビューで大量の指摘を受けると心が折れそうになりますが、それは成長のチャンスでもあります。
- チームのコーディング基準を把握する
- 設計やロジックの改善点を学ぶ
- コードの可読性を意識する
- 指摘を個人攻撃と捉えず、技術向上の機会と考える
- すべての指摘を鵜呑みにせず、議論しながら進める
指摘が多いほど、改善の余地があるということ。前向きに捉え、より良いコードを書けるエンジニアを目指していきましょう!