【あるある】コードレビューで指摘された箇所、実は自分も同じように修正しようと思っていた

こんばんは!IT業界で働くアライグマです!

コードレビューを受けたときに「そこ、自分も直そうと思ってたんだよな……」と感じたことはありませんか?多くのエンジニアが経験する、あるあるな場面です。自分でも気になっていた箇所を指摘されると、「やっぱり修正すべきだったか」と納得しつつ、少し悔しい気持ちにもなりますよね。

しかし、この状況は決して悪いことではありません。むしろ、コードレビューの意義を最大限に活用できている証拠です。他のエンジニアの視点を通して確認することで、自分が見落としていた点や、より良い書き方に気づくことができます。本記事では、コードレビューで指摘されやすいポイントや、それをどのように成長につなげていくかについて詳しく解説します。

コードレビューでよく指摘されるポイント

変数名や関数名の命名ミス

コードを書いているとき、「この変数名、ちょっと曖昧かも?」と思いつつも、とりあえず動くからと放置してしまうことはよくあります。しかし、コードレビューで「この変数名、もう少し具体的にしたほうが分かりやすいのでは?」と指摘されると、「やっぱりか……」と納得することも多いでしょう。

分かりやすい命名は、コードの可読性を向上させるだけでなく、後から修正する際の負担も軽減します。コードを書く段階で「より適切な命名ができないか?」を意識することが重要です。

冗長な処理や不要なコード

実装中に試行錯誤を重ねるうちに、本来不要な処理が残ってしまうことがあります。「この処理、なくても動くのでは?」と指摘されると、「ああ、確かに……」と納得する場面は少なくありません。

コードは短ければ短いほど良いわけではありませんが、シンプルで分かりやすい構造を意識することが大切です。レビューの指摘を受ける前に、自分で「このコード、本当に必要か?」と問いかける習慣をつけることで、無駄のない設計ができるようになります。

エラーハンドリングの不足

実装に集中していると、ついエラーハンドリングを後回しにしてしまいがちです。特に、API通信やデータの読み書きを行う処理では、エラー発生時の考慮が不足していると、予期しないバグを生む可能性があります。

レビューで「エラー発生時の動作を想定していますか?」と指摘されると、「しまった、考えてなかった……」と気づくことも多いものです。エラーハンドリングは後付けではなく、最初から組み込む習慣をつけることで、より堅牢なコードを実装できます。

指摘されたときの心構え

「指摘=否定」ではない

コードレビューで指摘を受けると、「自分の書いたコードを否定された」と感じることがあります。しかし、指摘は否定ではなく、より良いコードを書くためのアドバイスです。

エンジニアとして成長するためには、他人の視点を受け入れることが不可欠です。レビューする側も、より良いコードを一緒に作りたいという思いでコメントを残しているため、指摘を前向きに受け止めることが重要です。

「自分もそう思っていた」は成長の証

レビューで指摘される前に「ここ、直したほうがいいかも?」と気づいていた場合、それは確実に成長している証拠です。最初は指摘されて初めて気づくことが多いですが、徐々に「指摘される前に気づける」ようになり、最終的にはコードを書く段階で自然と意識できるようになります

この「気づく力」を鍛えるためには、他人のコードを積極的にレビューするのが効果的です。他人のコードを見ることで、「こういうミスをしやすいのか」「こういう書き方のほうが良いな」といった視点を養えます。

指摘を活かして次に繋げる

コードレビューでの指摘は、一度修正して終わりではなく、次のコードを書くときに活かすことが重要です。例えば、変数名の指摘を受けたなら、次回からは最初にしっかりと命名を考える。エラーハンドリングを指摘されたなら、新しくコードを書くときに「エラー発生時の処理をどうするか?」を事前に考える。この積み重ねが、より良いエンジニアへと成長するための鍵になります。

コードレビューを活用して成長する方法

積極的にレビューを受ける

コードレビューは、自分の視野を広げるチャンスです。自分では問題ないと思っていた箇所でも、他の人の視点を通すことで改善点が見えてくることがあります。特に、経験豊富なエンジニアからのフィードバックは貴重な学びとなります。

他人のコードをレビューする

レビューを受けるだけでなく、積極的に他人のコードをレビューすることも重要です。他のエンジニアのコードを見ることで、「こういうミスをしやすいのか」「この書き方のほうが分かりやすいな」といった気づきを得ることができます。

また、自分が指摘することで、自然と「このポイントは意識しよう」という考えが生まれ、コードを書くときの注意力が向上します。

指摘された内容をメモしておく

コードレビューで指摘された内容をメモし、後で振り返ることで、同じミスを繰り返さないようにすることができます。例えば、「変数名の命名」「エラーハンドリング」「処理の冗長さ」など、よく指摘される項目をリスト化しておくと、自分の弱点が見えてきます。

まとめ

コードレビューで「自分も直そうと思っていたのに指摘された」と感じるのは、成長の過程において自然なことです。それは、自分で気づく力がついてきている証拠でもあります。指摘を素直に受け入れ、次回からは自分で修正できるように意識することで、より良いコードが書けるようになります。

また、積極的に他の人のコードをレビューすることで、ミスに気づく力や、より良い設計を考える力が向上します。コードレビューを通じて、チーム全体の成長につなげ、より高品質なソフトウェアを作り上げていきましょう。