残業まみれだと何が良くないのか?

2024年8月19日

こんばんは!

IT業界で働くアライグマです!

 

IT業界や多くの職場で、残業が日常的に行われているところは少なくありません。

特に、プロジェクトの納期が迫っていたり、急なトラブル対応が発生したりすると、つい遅くまで仕事をしてしまいがちです。

私も前職では残業が当たり前の環境で働いていましたが、その経験を通じて、残業がもたらす問題点を深く理解しました。

この記事では、残業まみれになることで生じるさまざまなデメリットについて考えてみたいと思います。

生産性の低下

一見、残業をすることで仕事がはかどっているように思えるかもしれませんが、実際には逆効果であることが多いです。

長時間働くことで集中力や判断力が鈍り、結果としてミスや効率の低下を招くことがあります。

特に疲れがたまってくると、同じ作業を何度もやり直す必要が出てきたり、トラブルが増えたりするため、かえって時間がかかることも少なくありません。

休息を十分に取ることで、効率的かつ高品質な仕事をこなせるということを忘れてはいけません。

健康への悪影響

残業が常態化すると、肉体的・精神的な健康に深刻な影響を及ぼします。

慢性的な疲労やストレスは、睡眠不足、食生活の乱れ、さらには運動不足を引き起こし、最終的には免疫力の低下や生活習慣病のリスクを高めます。

また、ストレスが原因でメンタルヘルスに問題が生じることもあります。

私自身、前職で頻繁に残業をしていた頃は連続で体調不良を起こしたり、集中力も続かなくなっていたことを実感しました。

連続で23時過ぎまで残業していた際は、「なぜか突然涙が出てくる」ということも経験しています。

ワークライフバランスの崩壊

長時間労働は、仕事以外の時間を削ってしまうため、家族や友人との時間、趣味のための時間が失われてしまいます。

仕事以外の活動が少なくなると、リフレッシュする機会が減り、結果としてストレスがたまりやすくなります。

ワークライフバランスの崩壊は、仕事のモチベーションや生活の質の低下を招き、長期的にはキャリアにも悪影響を及ぼすでしょう。

 

私の場合、ひどいときは23:30まで社内で仕事し、帰宅して入浴してから朝5時まで仕事をするという生活をしばらくしていましたが、妻からは「寿命を縮めるような働きかたは止めてほしい」と言われました。

現在では残業過多で中断していた個人開発やワークアウトも嗜むことができているため、そういった意味では転職して良かったと実感しています。

キャリアの停滞

残業が常態化することで、自分のスキルアップやキャリア開発に割ける時間が減ってしまいます。

例えば、業務以外の勉強や、新しい技術の習得に挑戦する時間が取れなくなります。

これにより、成長の機会を逃してしまう可能性があります。

私は前職で残業を繰り返していた時期、アウトプットばかりで新しい知識のインプットをする時間がなくなり、将来的なキャリアに不安を感じることがありました。

自分の成長に投資できる時間を確保することは、長い目で見れば非常に重要です。

チームや職場の雰囲気の悪化

個人の残業が常態化すると、周囲にも影響を与えることがあります。

残業することが「当たり前」という空気が職場全体に広がり、やがて残業しないことが「怠けている」と見なされるようになるかもしれません。

また、チームメンバーが疲れ果てた状態でコミュニケーションを取ることで、ミスコミュニケーションや対立が増え、チーム全体の士気が低下する可能性もあります。

更に言うと残業が蔓延すると雰囲気も暗くなり、会社への不満も募りロイヤリティも低下します。

まとめ

結論として残業はできる限り減らすべきです。

前職での残業まみれの経験から学んだことは、残業が常態化することで、個人の健康や生産性、キャリア、そしてチームの雰囲気に至るまで、さまざまな問題が生じるということです。

もちろん、短期的にどうしても必要な場合はありますが、長期的には残業を減らす努力をすべきです。

個人ができる範囲としては効率的に仕事を進め、定時に帰ることができるようにタスク管理を見直したりといったことが考えられます。

しかし会社全体が全体まみれで、かつ上司や上層部にかけ合っても解決しなそうな場合、転職を選択肢に入れることも検討した方がいいかもしれません。