
アラサー未経験エンジニアが語る、面接で聞かれた意外な質問
こんばんは!IT業界で働くアライグマです!
未経験からエンジニア転職を目指すとき、面接は大きなハードルのひとつです。特にアラサー未経験者にとっては、「年齢的な不安」や「実務経験の不足」をどうカバーするかが重要になります。技術的な質問に対する準備はもちろんですが、実際の面接ではそれ以外にも意外な質問が飛んでくることが少なくありません。
「なぜこの年齢でエンジニアを目指したのか?」という定番の問いから、「もし◯◯な状況に遭遇したら、どう対応しますか?」といったケーススタディ的な質問、さらには「あなたの人生に影響を与えた出来事を教えてください」など、価値観や人間性に関するものまで、多種多様な質問が飛び交います。
このような質問にどのように対応すればよいのか、実際の事例を交えながら解説し、面接を乗り越えるためのポイントをお伝えします。
これまでの経歴に関する深掘り質問
未経験エンジニアが転職活動をする際、ほぼ確実に聞かれるのが「これまでのキャリアとエンジニアリングの関係性」です。企業側は、「これまでの経験をどう活かせるのか」「本当にエンジニアとして活躍できるのか」といった点を知りたがっています。
例えば、以下のような質問が考えられます。
- 「前職での経験をどのようにエンジニアとして活かせると思いますか?」
- 「なぜ今のタイミングでエンジニア転職を考えたのですか?」
- 「これまでの仕事で培ったスキルの中で、エンジニアに役立つものは何ですか?」
ここで大切なのは、「前職の経験をポジティブに伝えること」です。仮にまったく異なる職種だったとしても、業務効率化のためにExcelのマクロを組んでいた経験や、チームで協力してプロジェクトを進めた経験など、エンジニアとして役立つスキルは意外と多いものです。
また、年齢についての質問が出ることもあります。例えば、「もっと早くエンジニアになろうとは思いませんでしたか?」といった質問です。これは「なぜ今エンジニアを目指したのか?」を深掘りする意図があり、キャリアチェンジの理由をしっかり伝えることが求められます。
技術的な質問は「知識」よりも「学習姿勢」が重視される
未経験者の場合、技術的な質問はそこまで深くはありません。しかし、「どのように学んでいるのか?」や「問題に直面したときにどう解決するのか?」といった学習姿勢を確認する質問はよくあります。
例えば、以下のような質問がありました。
- 「最近学んだ技術の中で、特に面白いと思ったものを教えてください」
- 「プログラミングで一番苦労したことは何ですか? それをどう解決しましたか?」
- 「あるエラーメッセージが出たとき、あなたはどうやって対処しますか?」
ここで重要なのは、問題解決のプロセスを論理的に説明することです。例えば、エラーメッセージを調べるときの流れとして、
- エラーメッセージを検索する
- 公式ドキュメントを確認する
- Stack OverflowやQiitaなどのコミュニティで情報を探す
- 必要に応じて試行錯誤しながら解決する
といったプロセスを説明することで、「自分で学ぶ力がある」ことをアピールできます。
論理的思考力を試される質問
エンジニアの仕事では、技術力以上に「論理的思考力」が求められます。そのため、実際の面接では、意外とロジカルシンキングを試す質問が出ることがあります。
例えば、以下のような質問です。
- 「エレベーターを設計するとしたら、どんな要件を考えますか?」
- 「あるWebサイトの表示速度が遅いとしたら、どういう原因が考えられますか?」
- 「APIとは何かを、エンジニアではない人にわかりやすく説明してください」
これらの質問に対しては、結論を先に述べ、その後に理由やプロセスを順序立てて説明することが大切です。たとえば、「Webサイトの表示速度が遅い理由」について考える場合、
- ネットワークの問題(通信速度、サーバーのレスポンス時間)
- フロントエンドの問題(画像サイズが大きい、CSSやJavaScriptの最適化不足)
- バックエンドの問題(データベースクエリの遅さ、キャッシュ未利用)
といったように、考えられる原因を分解し、それぞれの可能性を順番に説明すると良いでしょう。
価値観やカルチャーフィットを問う質問
エンジニアの技術力だけでなく、企業文化にフィットするかどうかも重要視されます。そのため、働き方や価値観に関する質問も少なくありません。
- 「チームで仕事をする上で大切にしていることは?」
- 「理想の上司や同僚の特徴は?」
- 「どんな環境なら、あなたは最も成長できると思いますか?」
このような質問では、単に「◯◯な環境が好きです」と答えるのではなく、過去の経験を交えて説明すると説得力が増します。 例えば、「前職では◯◯なチームで働いていたが、□□な点で成長を感じたため、こういう環境が理想だと思う」といった具体的なエピソードを交えると、より良い印象を与えられます。
まとめ
アラサー未経験エンジニアの面接では、経歴の活かし方、学習姿勢、論理的思考、価値観といった多角的な視点で質問されることが多いです。技術的なスキルが十分でない分、どのように学んでいるか、問題にどう向き合っているかをアピールすることが重要になります。
面接は、企業側が候補者を見極める場であると同時に、自分がその企業に合うかを確認する場でもあります。 意外な質問に動揺しないよう、事前に準備をしっかり行い、自分の考えを整理しておきましょう。