【あるある】コードレビューで指摘された箇所、直すのが難しくて先輩に泣きついた

こんばんは!IT業界で働くアライグマです!

コードレビューは、エンジニアにとって成長の機会です。先輩や同僚に自分のコードを見てもらい、改善点を指摘してもらうことで、より良いコードを書く力が身につきます

しかし、いざレビューを受けてみると、「うわっ…何から直せばいいんだ…」と頭を抱えることもしばしば。特に設計やアーキテクチャに関わる指摘、パフォーマンスの最適化、可読性の向上など、単純なコーディングミスとは違う高度な修正を求められたとき、どう直せばいいのか分からなくなってしまうことがあります。

結果として、「これ、自分じゃ無理だ…」と感じて、先輩に泣きつくことに…。でも、実はこれ、エンジニアなら誰しも経験する「あるある」な光景なのです。

この記事では、コードレビューで「難しい指摘」に直面したときの対処法や、先輩に相談するときのコツ、そしてその経験を成長につなげる方法について詳しく解説します。

コードレビューで「修正が難しい」と感じる瞬間

指摘内容の意味が分からない

コードレビューでは、「この処理は適切ではありません」「もう少しシンプルに書けますね」「この部分、設計を見直した方がいいかも」といった抽象的なコメントをもらうことがあります。

特に、設計やパフォーマンス改善に関する指摘は、単に「こう直せばOK」ではなく、コードの意図やシステム全体の設計を考慮したうえで修正しなければならないため、初心者にとってはハードルが高くなります。

「何をどう修正すればいいのか分からない」「言いたいことは分かるけど、具体的な修正方法が思いつかない」と悩むのは、誰もが通る道です。

修正しようとするとエラーが出る

指摘を受けて修正しようとしても、思ったように動かないこともあります。

例えば、

  • 型エラーが出る:「推奨された書き方にしたら、今度は型が合わなくなった…」
  • データの整合性が取れない:「この部分をリファクタリングしたら、別の部分が動かなくなった…」
  • パフォーマンスが悪化する:「ループを減らしたら、処理が重くなった…」

など、修正すればするほど問題が増えてしまうことも。

最初のうちは、「このコードをこう修正すればOK」という単純な対応ではなく、コード全体のバランスを考えながら直さないといけないため、困惑することが多いです。

知識不足が原因で手が出せない

フレームワークの使い方、デザインパターン、アルゴリズムの選択など、そもそも知識が足りていないと、適切な修正ができません

例えば、

  • 「ここの処理、リファクタリングできますね」と言われたけど、どうリファクタリングすればいいか分からない
  • 「このデータ取得処理、N+1問題になってます」と言われたけど、N+1問題って何?という状態
  • 「この部分、SOLID原則を意識してみて」と言われたけど、SOLID原則の適用方法が分からない

こうなると、どれだけ考えても答えが出てこないため、結局先輩に相談することになります。

先輩に泣きつくのは悪いことではない

1人で悩みすぎると時間を無駄にする

もちろん、自分で考えることは大切ですが、悩みすぎると時間ばかりが過ぎてしまい、結果的に生産性が下がります

特に、

  • 1時間考えても進展しない
  • ググっても明確な答えが出ない
  • 「これは難しそうだ」と直感的に感じる

こうした状況なら、素直に先輩に相談した方が効率的です。

先輩の思考プロセスを学べる

「なぜその書き方が良くないのか」「どのように改善すればいいのか」を、経験者の視点で解説してもらうことで、学習効率が上がります

コードの修正方法を知るだけでなく、エンジニアとしての思考プロセスを学べるのが最大のメリットです。

チーム全体のスキルアップにつながる

コードレビューは、単なるチェック作業ではなく、チーム全体の技術力を向上させるプロセスです。

後輩が先輩に質問することで、

  • チームのナレッジが共有される
  • 他のメンバーも同じミスをしなくなる
  • ペアプログラミングの機会が増える

など、チーム全体にとってもメリットがあります。

先輩に相談するときのコツ

自分なりに考え、試したことを整理する

いきなり「分かりません!」と丸投げするのではなく、自分で試したことや考えたことを整理して伝えると、先輩も的確なアドバイスをしやすくなります。

相談の際は、次の3点を整理しましょう。

  1. どの指摘について困っているのか
  2. どのように修正しようと考えたのか
  3. どこで詰まっているのか

これを伝えれば、先輩も「どこが分からないのか」を把握しやすく、スムーズに解決できます。

修正方法だけでなく、理由も聞く

「こう直せばOK」という答えを求めるのではなく、「なぜこの修正が必要なのか?」を理解することが大切です。

理由を理解することで、次回以降は同じミスをしなくなるだけでなく、より良いコードを書く力が身につきます。

教えてもらったことを記録する

一度聞いたことを忘れてしまうと、また同じ質問をすることになります。学んだことをメモに残し、次回以降に活かしましょう。

まとめ

コードレビューで指摘された内容が難しく、どう修正すればいいのか分からずに先輩に泣きつくのは、エンジニアなら誰しも経験することです。

しかし、それは決して悪いことではなく、むしろ成長のチャンスです。

  • 分からないことは素直に相談する
  • ただし、丸投げせずに自分なりに考えてから聞く
  • 修正の方法だけでなく、理由も理解する

こうした姿勢を持つことで、コードレビューを通じて確実にスキルアップできます。