【エンジニアあるある】ミーティングで飛び交う専門用語、理解できた?

こんばんは!IT業界で働くアライグマです!

エンジニアのミーティングでは、日常会話ではあまり聞かない専門用語が飛び交います。開発チームや技術者同士であれば通じる言葉でも、異なる職種の人が参加すると「それってどういう意味?」と感じる場面も少なくありません。

エンジニア同士でも、バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアでは使う用語が異なったり、経験の浅いエンジニアにとっては初めて聞く言葉が多かったりします。ミーティングをスムーズに進めるためには、専門用語を理解し、適切に使いこなすことが重要です。

この記事では、エンジニアのミーティングでよく使われる専門用語を紹介し、その意味や使われ方について詳しく解説します。

ミーティングでよく聞く専門用語とその意味

スプリント / スクラム

「次のスプリントではこのタスクを優先しましょう。」

スプリントとは、アジャイル開発で使われる短期間の開発サイクルのことです。一般的には1〜4週間の期間を設定し、その中で計画したタスクを完了させます。

スクラムは、アジャイル開発のフレームワークの一つで、スプリントを繰り返しながら開発を進める手法です。スクラムミーティングでは、進捗状況を確認し、課題を共有しながら作業を進めます。

アジャイル開発を取り入れることで、プロジェクトの柔軟性が向上し、変更に迅速に対応できるメリットがあります。開発チーム全体で目標を共有し、短期間でフィードバックを受けながら改善していく文化を醸成することが大切です。

デプロイ / ロールバック

「この機能は本番環境にデプロイ済みです。」

デプロイとは、開発したコードを本番環境に反映することを指します。これにより、ユーザーが新機能を利用できるようになります。

一方で、問題が発生した場合にはロールバック(以前のバージョンに戻すこと)が行われます。「デプロイしたけど不具合があったのでロールバックしました」というフレーズは、エンジニアのミーティングで頻繁に登場します。

最近では、ブルーグリーンデプロイメントカナリアリリースといった手法も用いられ、安全にデプロイを行うための仕組みが整えられています。これにより、システムの安定性を保ちながら新機能をリリースすることが可能になります。

 

API / エンドポイント

「この機能はAPI経由でデータを取得します。」

API(Application Programming Interface)は、異なるシステムやサービスがデータをやり取りするための仕組みです。例えば、フロントエンドとバックエンドが連携する際にAPIが使われます。

APIが提供する特定の機能を呼び出すURLのことをエンドポイントと呼びます。「APIのエンドポイントを変更しました」といった会話がミーティングでよく交わされます。

近年では、REST APIGraphQL などの異なる設計アプローチが存在し、それぞれの特性に応じた選択が求められます。特に、フロントエンド開発者とバックエンド開発者の間では、API設計の段階で詳細な仕様を決めておくことが円滑な開発の鍵となります。

CI/CD

「CI/CDのパイプラインを改善して、デプロイを自動化しました。」

CI(Continuous Integration:継続的インテグレーション)は、コードを頻繁に統合し、自動テストを実行するプロセスを指します。

CD(Continuous Deployment/Delivery:継続的デプロイ/継続的デリバリー)は、テストが完了したコードを自動的に本番環境に反映する仕組みです。

CI/CDを導入することで、デプロイのミスを減らし、開発のスピードを向上させることができます。また、GitHub ActionsJenkins、GitLab CI などのツールを活用することで、デプロイフローを自動化し、作業負担を軽減することが可能になります。

ミーティングでの専門用語の活用方法

自分が理解していない用語は確認する

ミーティング中に知らない単語が出てきたら、その場で質問するのが理想ですが、状況によっては難しい場合もあります。そのようなときは、メモを取って後で調べる習慣をつけると良いでしょう。

また、社内のエンジニア向けのドキュメントや、技術ブログをチェックするのもおすすめです。

用語を正しく使うことで意思疎通をスムーズに

専門用語を適切に使うことで、開発チーム内でのコミュニケーションがスムーズになります。ただし、相手がエンジニアではない場合や、新人エンジニアが参加している場合には、簡単な説明を添えると親切です。

例えば、「この機能はAPIでデータを取得します」と言うだけでなく、「APIとは、異なるシステム間でデータをやり取りする仕組みです」と補足すると、理解が深まります。

まとめ ミーティングの専門用語を理解してスムーズな会話を

エンジニアのミーティングでは、専門用語が頻繁に使われます。スプリントやデプロイ、API、CI/CDといった言葉は、開発の現場では欠かせない概念です。

用語の意味を理解し、適切に使うことで、チーム内のコミュニケーションが円滑になり、プロジェクトの進行もスムーズになります。わからない言葉があれば積極的に調べ、日々の業務に役立てていきましょう。